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J-GLOBAL ID：201602241259638076   整理番号：16A0564157

中国地方における学童保育施設の自治体及び小学校区単位の整備状況

SUPPLY SITUATION OF SCHOOLCHILD CARE FACILITY BY LOCAL GOVERNMENT AND ELEMENTARY SCHOOL UNIT IN CHUGOKU DISTRICT

著者 (5件)： 孔相権 (山口大 大学院理工学研究科) ,  草野啓太 (内藤建築事務所) ,  中園眞人 (山口大 大学院理工学研究科) ,  山本幸子 (筑波大 システム情報系) ,  牛島朗 (山口大 大学院理工学研究科)
資料名： 日本建築学会計画系論文集  (Journal of Architecture and Planning (Transactions of AIJ))
号： 725  ページ： 1473-1481  発行年： 2016年07月30日 
JST資料番号： Y0894A  ISSN： 1340-4210  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿では,中国地方5県を対象に,旧自治体単位で地域条件による類型化を行い,学童保育施設整備状況の地域性を明らかにし,校区単位の登録児童数の推計を試みた。以下の知見を得る。1)児童数の多い都市地域の自治体平均設置率は100%を超え,旧自治体内の学童保育施設整備はある程度進んでいるが,中間地域では約7割,山間部では6割を下回り,地域間格差が見られる。2)学童保育施設の一般的整備プロセスでは,小学校区を単位に1校区に対し学童保育施設1施設が整備され,その後,対象児童数の増加による施設の過密化が考慮され,施設増設が検討される。3)類型型と校区内施設数の間には明確な関係性が認められる。4)地域類型と設置タイプの間にも明瞭な関係性が確認される。5)山口県のデータを基に中国地方5県の各校区を対象に1施設の推定登録児童数を推計した結果,都市地域では約半数の校区が新設置基準を満たさず,逆に中間地域,山間地域では大半の校区が新設置基準を満たすことを示した。

シソーラス用語： 中国地方 ,  *学校教育 ,  *児童 ,  社会福祉施設 ,  *地域差 ,  小学校 ,  クラスタ分析 ,  地方自治体 ,  都市域 ,  中山間地域 ,  *利用調査 ,  通学圏 ,  規則 ,  児童館
準シソーラス用語： 学童保育 ,  設置基準

分類 (2件)： 教育施設,文化施設,宗教建築  (RB05050G) ,  住居地域計画一般  (RD03010G)

引用文献 (10件)：

• 1) 全国学童保育連絡協議会編, 学童保育情報 2014-2015, 2014.10
• 2) 独立行政法人国民生活センター:学童保育サービスの環境整備に関する調査研究-都道府県の取り組みに大きな格差-, 2010.3
• 3) 宮本文人・岩渕千恵子 : 学童保育施設における活動機能と平面構成, 日本建築学会計画系論文集, No. 618, pp, 25-31, 2007, 8
• 4) 塚田由佳里・小伊藤亜希子 : 施設空間と保育方法からみた学童保育所の分割方法とその効果, 日本建築学会技術報告集, 第27号, pp, 223-228, 2008, 6
• 5) 中園眞人・後谷一機他2名 : 農家納屋を改修した児童クラブハウス「つばめの家」の夏休み期間中の使われ方, 日本建築学会計画系論文集, No. 698, pp. 965-972, 2014.04

タイトルに関連する用語 (8件)： 中国 ,  地方 ,  学童保育 ,  施設 ,  自治体 ,  小学校区 ,  整備 ,  状況