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J-GLOBAL ID:201602241875382686   整理番号:16A1071564

過去100年間における滋賀県琵琶湖の堆積速度と堆積環境

Sedimentation rate and sedimentary environment during the past 100 years in Lake Biwa, Shiga Prefecture, central Japan.
著者 (2件):
資料名:
巻: 67  号:ページ: 67-80  発行年: 2016年07月29日 
JST資料番号: F0341B  ISSN: 1346-4272  CODEN: CCKHA7  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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琵琶湖北湖の北部の最深部に近い今津沖,及び北湖の湖盆が二分された鞍部のほぼ頂上部に相当する高島沖で,それぞれ2001年と2014年に底質調査を行った。得られたコアを用いてPb-210法及びCs-137法による堆積速度を求め,堆積速度の変遷や過去の堆積環境を調べた。その結果,平均堆積速度は最深部に近い今津沖コアの方がわずかに大きいものの,約0.1g/cm2/y,0.1-0.3cm/yの値が得られ,従来琵琶湖で測定された堆積速度の範囲内であった。最深部に近い今津沖のコアでは,1960年代以前の堆積物に多くの過剰Pb-210が蓄積されており,洪水堆積物や湖底斜面表層の地震性タービダイトなどにより多くの過剰Pb-210が供給されたと推測された。これは,1891年,1963年の地震性タービダイトや1896年,1917年の大豪雨や1950年代,1960年代の大規模な洪水に起因すると考えられる堆積物が供給されたためであり,現在よりも堆積速度が大きかったと推定される。一方,鞍部のほぼ頂上部に相当する高島沖で採取したコアの表層部は,含水率やPb-210濃度などに変動が見られ,表層での底生生物による攪乱や人工的な混合などが可能性の一つと考えられた。(著者抄録)
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分類 (1件):
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堆積環境,層相 
引用文献 (29件):
  • 青木市太郎・木下泰正(1979) 汚染底質調査のために開 発した採泥器.地質ニュース,296,19-26.
  • 藤田恒雄・島村信也・神山享一( 2013) 含水率を用い た海底土壌の放射性セシウム濃度標準化の試み(短報).福島県水産試験場研究報告.16,119-123.
  • 早川和秀・横田喜一郎( 2004) X.京都大学受託研究事業 琵琶湖および流入河川河口部付近における底質のサンプリング調査と堆積年代の推定.http://www.pref.shiga.lg.jp/d/biwako-kankyo/lberi/03yomu/03- 01kankoubutsu/03-01-03research_report/no1/files/16-13. pdf (2015年11月11日 参照)
  • 井内美郎(1987) 音探堆積速度算定法-音波探査で求め た琵琶湖の堆積速度-.地球科学,41,231-234.
  • 井内美郎(1990) 琵琶湖泥質粒子の堆積メカニズム.地質学論集,36,195-208.
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