抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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落雷により風車ブレードが損傷し重大な事故に繋がるおそれがあるため,現行の運用では落雷後,必ず風車を止めて点検する必要があるが,実際には規格に基づき設置されたレセプタ,ダウンコンダクタ等が機能し,風車の健全性が確保される場合が,多い。本研究では,風車ブレード被雷時の電流や加速度の値を計測して,異常被雷を検知するシステムを検討した。また検討にあたっては,異常被雷後のダウンコンダクタの健全性確認(定期検査)を可能にする手法も考案した。検討した主なシステムの概要は次のとおりである;(1)1つのブレード内に2本のダウンコンダクタを設置し,各ダウンコンダクタの根元部において高周波電流計等による電流計測を行って,各ダウンコンダクタを流れる電流値の差から異常被雷を検知する方式(2)2本のダウンコンダクタを設置し,各ダウンコンダクタの先端部及び根元部の2ケ所で光ファイバ電流センサによる電流計測を行って,先端・根元各部を流れる電流の向きや大きさから異常被雷を検知する方式(3)ブレードに加速度センサを取り付け,異常被雷(GFRP層を貫通しての着雷)時に弾性波動を検知する方式。