抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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Webサービスに短期間に大量のアクセスが殺到するflash crowdに対しては,従来,過剰なリクエストの棄却や,予備サーバの利用,サーバ資源の動的な増強といった対策が考えられているが,システムダウンの防止,ユーザの離脱の抑制,資源の効率的な利用などの要件を同時に満たすのは困難である。本研究では,ユーザの心理的要因を考慮し,ユーザ挙動を誘導するフィードバック情報を提供することによるflash crowd対策を提案する。被験者を用いた実験により,フィードバックする情報の内容によって,離脱やリクエストの再送といったユーザの行動に差が生じることが確認された。また,この実験結果を踏まえて作成したユーザのモデルを用いて負荷テストを実施し,フィードバック情報が実際にサーバの負荷ならびにユーザの離脱率の改善につながることを示すとともに,フィードバック情報が有効なWebサービスの種類についての示唆が得られた。(著者抄録)