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J-GLOBAL ID：201602246405927131   整理番号：16A0415176

ものづくりはここから:ゴム状態の科学 加硫天然ゴムの架橋点の構造と物性

著者 (1件)： 河原成元 (長岡技科大 大学院工学研究科)
資料名： 高分子  (Polymers)
巻： 65  号： 5  ページ： 229-230  発行年： 2016年05月01日 
JST資料番号： F0168A  ISSN： 0454-1138  CODEN： KOBUA3  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 架橋点は,加硫天然ゴムの機械物性を支配する重要な構造因子であるが,分子構造解析技術が開発途上であるため,不明な点が多い。そのため,硫黄加硫などの操作は,経験や勘を頼りに行われている。本研究では,ゴムの架橋点を定量的に解析する方法として,磁場勾配高速マジック角回転(FG-FMAS)固体NMR法を開発した。FG-FMAS固体NMR法は,重水素化溶媒で試料を,希釈することなく,高速マジック角回転により双極子-双極子相互作用を消去し,磁場勾配によりコヒーレンス測定を可能にする。加硫天然ゴムの固体¹³C-NMRスペクトルの分解能が,未加硫ゴムの液体¹³C-NMRスペクトルの分解能と同程度になり,cis-1,4イソプレン単位のメチル基,メチレン基および不飽和メチンの帰属が可能になる。

シソーラス用語： 加硫 ,  *加硫ゴム ,  *加硫剤 ,  *天然ゴム ,  HMQC【磁気共鳴】 ,  磁場勾配 ,  MASNMR ,  炭素13NMR ,  ポリイソプレン ,  硫黄 ,  有機硫黄化合物 ,  架橋度 ,  分子構造 ,  構造解析 ,  架橋剤 ,  アルキル基 ,  メチレン基 ,  コヒーレンス ,  分解能 ,  脂肪族化合物 ,  アルカジエン ,  共役ジエン
準シソーラス用語： マジック角スピニングNMR ,  メチル基 ,  メチン基 ,  架橋密度

分類 (4件)： 高分子のスペクトル  (CG02033O) ,  高分子と低分子との反応  (CG03020L) ,  ゴム  (YH07020M) ,  有機化合物のNMR  (BM07044Q)

物質索引 (1件)： イソプレン

引用文献 (2件)：

• S. Kawahara, et al., Polymer, 50, 1626 (2009)
• O. Chaikumpollert, et al., Polym. J., 44, 772 (2012)

タイトルに関連する用語 (6件)： ものづくり ,  科学 ,  加硫 ,  天然ゴム ,  架橋点 ,  物性