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J-GLOBAL ID:201602252182824525   整理番号:16A1183285

気道平滑筋におけるムスカリン性受容体拮抗薬とβ2-アドレナリン受容体拮抗薬との相乗効果におけるCa2+信号伝送の関与

Involvement of Ca2+ Signaling in the Synergistic Effects between Muscarinic Receptor Antagonists and β2-Adrenoceptor Agonists in Airway Smooth Muscle
著者 (7件):
資料名:
巻: 17  号:ページ: WEB ONLY  発行年: 2016年09月 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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長期作用性ムスカリン拮抗薬(LAMAs)および短時間作用型β2-アドレナリン受容体拮抗薬(SABA)は,COPDの治療において重要な役割を果たす。気管支拡張薬の開発のための橋渡し研究を推進するために,fura-2負荷気管平滑筋における等尺性緊張とF340/F380の同時記録を用いたCa2+信号伝送に焦点を当てて,LAMAを伴うSABAの相乗効果を調べた。グリコピロニウム(3nM),LAMAはメタコリン(1μM)で誘発された収縮を適度に軽減した。プロカテロール,サルブタモールおよびSABAをグリコピロニウムの存在下で適用すると,これらのSABAの弛緩効果が顕著に増強され,張力の阻害率は各薬剤のものとBI理論から予想されるものの合計よりもはるかに大きかった。対照的に,F340/F380の阻害パーセントは,これらの値よりも大きくはなかった。蛋白質キナーゼC(PKC)の阻害剤であるビスインドリルマレイミドは,F340/F380を減少させることなくLAMAの弛緩効果を有意に増加させた。大コンダクタンスCa2+で活性化されたK+(KCa)チャネルの阻害剤であるイベリオトキシンは,F340/F380を減少させるこれらの併用剤の効果を有意に抑制した。結論として,SABAとLAMAの組み合わせは,PKCによって媒介されるCa2+感作およびKCaチャネルによって媒介されるCaCa2+動態の両方を減少させることによって,ムスカリン性収縮の阻害を相乗的に増強する。PKCおよびKCaチャネルは,β2-アドレナリン受容体とムスカリン性受容体との間のクロストークの分子標的であり得る。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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呼吸器の基礎医学  ,  薬物の相互作用 
物質索引 (4件):
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