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J-GLOBAL ID：201602254297780587   整理番号：16A0692197

多環ムスク化合物の下水処理場における動態とコンポスト肥料中への残留

著者 (4件)： 石橋康弘 (熊本県大 大学院環境共生学研究科) ,  中村勝 (熊本県大 大学院環境共生学研究科) ,  有薗幸司 (熊本県大 大学院環境共生学研究科) ,  中道隆広 (長崎総科大 総合情報)
資料名： 再生と利用  (下水汚泥資源利用協議会誌)
巻： 40  号： 152  ページ： 61-65  発行年： 2016年07月31日 
JST資料番号： L7115A  ISSN： 0387-0332  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 廃棄物の中で家庭用品の芳香化合物として使われている多環ムスク化合物の多くが環境中に放出されている状況を考察した。多環ムスク化合物の下水処理場における動態を調べるために汚泥を分析した結果,高濃度の合成香料が汚泥中に検出された。またコンポスト肥料中の残留合成香料関連化合物の検出試験結果によればコンポスト肥料中にもこれらの化合物が含まれていることが判明した。今後は汚泥中およびコンポスト肥料中の濃度低減が必要である。

シソーラス用語： *麝香 ,  *下水処理施設 ,  堆肥 ,  *残留物 ,  廃棄物 ,  芳香成分 ,  *合成香料 ,  化合物 ,  数値解析 ,  環境影響 ,  下水汚泥
準シソーラス用語： 下水スラッジ ,  コンポスト ,  *ムスク ,  動態解析

分類 (1件)： 下水道工学,廃水処理一般  (SC03010E)

引用文献 (15件)：

• 環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部:平成27年度 廃棄物の広域移動対策検討調査及び廃棄物循環等循環利用量 実態調査報告書:2016
• 生物系廃棄物リサイクル研究会:生物系廃棄物のリサイクルの現状と課題:1999
• 堀江典子、萩原清子:有機性廃棄物の循環からみた都市緑地のあり方に関する考察.環境システム研究論文集:31,101-109,2004.
• Plassche V., Balk F.: Environmental risk assessment of the polycyclic musks AHTN and HHCB according to the EU-TGD, Report no. 601503008, Norway: National Institute of Public Health and the Environment, 1997.
• Rimkus G. G.: Polycyclic musk fragrances in the aquatic environment. Toxicology Letters: 111, 37-56, 1999.

タイトルに関連する用語 (5件)： ムスク ,  下水処理場 ,  コンポスト ,  肥料 ,  残留