抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
秋季のトカラ海峡周辺域における低次生態系の時空間分布を明らかにするために,2015年11月の鹿大・水産のかごしま丸KG1514・1515航海にて,黒潮を横断する2つのライン観測と24時間定点観測を行った。その結果,基本的には全域でピコ植物が優占するが,黒潮フロント以北では栄養塩・Chl.a濃度が高くナノ・マイクロ植物の優占率が比較的高いこと,このフロントは僅か10日で50km北上しフロント周辺の生態系が激変することが明らかとなった。また,海峡通過前後の鉛直断面の比較から,海峡通過に伴う混合過程により栄養塩躍層と亜表層Chl.a極大がかなり平滑化されることが示唆された。(著者抄録)