抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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夏用および冬用紳士服地のKES-FB4布表面試験機によって測定された摩擦変動曲線を,スペクトル解析の手法を用い,同時測定により得られる表面粗さ曲線のスペクトルを参照の基準とした。結果は以下の通りであった。1)表面粗さ解析の結果から,表面が「粗い」布と表面が「平坦な」布に分類された。2)摩擦スペクトルは,凹凸タイプ,スティックスリップ(SS)タイプ,混合タイプに分類された。3)凹凸タイプでは,表面が粗い布で,表面粗さスペクトルは糸密度の位置に鋭いピークをもち,摩擦スペクトルでも同じ周波数位置に鋭いピークをもった。4)SSタイプでは,表面が平坦な布で,摩擦スペクトルに著しいピークが認められた。5)混合タイプでは,摩擦スペクトルで凹凸タイプとSSタイプ両方の特徴が現れた。6)摩擦スペクトルと摩擦変動曲線の全エネルギは,表面の凹凸成分由来のエネルギと,平坦な表面によるSS成分由来のエネルギに分裂した。