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J-GLOBAL ID:201602256463295357   整理番号:16A1350356

『光で重イオンを一気に加速』-レーザー駆動重イオン加速器を目指して-

著者 (2件):
資料名:
号: 141  ページ: 33-36  発行年: 2016年12月01日 
JST資料番号: G0314A  ISSN: 0286-8873  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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1980年代にレーザ核融合用のドライバレーザの技術が飛躍的に進歩して,レーザの高出力化が実現され,加えて,その後に続いたモード同期の技術やチャープパルス増幅法(CPA)の発明により,繰返し運用可能なコンパクトなレーザシステムで,100fs程度のパルス幅で1012W(TW)級の出力のレーザを数μmの極小空間まで集光することができ,~1018Wcm-2のレーザ強度まで集中させることが容易になった。これを背景に,2000年には,超高強度短パルスレーザを薄膜ターゲットに照射することで,約60MeVの陽子ビームが取り出されたことが初めて観測された。この発見により,レーザ駆動イオン加速器の実現に向けた開発競争が世界中で始まった。量子科学技術研究開発機構(量研機構)関西光科学研究所(関西研)においても,高度なレーザシステムの開発を推進しながら,レーザ駆動イオン加速の応用研究を進めてきた。関西研所有のレーザ(J-KARENシステム)は,比較的小型で繰返し照射が可能な超短パルス超高強度レーザであり,世界最高の集光強度~1021Wcm-2を実現している。J-KARENシステムにより加速された鉄イオンは,最高16MeV/uのエネルギーを持ち,10-16MeV/u領域で加速された個数は,106個/ショットである。
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分類 (2件):
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レーザの応用  ,  加速器一般及び理論 
引用文献 (11件):
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