文献

J-GLOBAL ID：201602256604947769   整理番号：16A1390241

スピンと電荷を同時に制御するための分子固溶体におけるハロゲン結合の使用

Use of Halogen Bonding in a Molecular Solid Solution to Simultaneously Control Spin and Charge

著者 (7件)： KAWAGUCHI Genta (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  MAESATO Mitsuhiko (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  KOMATSU Tokutaro (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  IMAKUBO Tatsuro (Nagaoka Univ. Technol., Niigata, JPN) ,  KISWANDHI Andhika (Florida State Univ., Florida, USA) ,  GRAF David (Florida State Univ., Florida, USA) ,  KITAGAWA Hiroshi (Kyoto Univ., Kyoto, JPN)
資料名： Chemistry of Materials  (Chemistry of Materials)
巻： 28  号： 20  ページ： 7276-7286  発行年： 2016年10月25日 
JST資料番号： T0893A  ISSN： 0897-4756  CODEN： CMATEX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ハロゲン結合相互作用を用いて,一連の等構造の混合アニオン分子伝導体(DIETSe)₂MBr_4xCl^4(1-x)[DIETSe=ジヨード(エチレンジチオ)テトラセレナフルバレン,M=Fe,Ga;0<x<1]を合成した。金属-絶縁体転移はClをBrで置き換えることにより単調に抑制され,これは化学圧力から期待される挙動とは反対である。この“負”の化学圧力は,特徴的なハロゲン結合構造と深く結びついている。混合塩の磁気ヒステリシスのような重要な輸送および磁気的性質も見出した。これは他のπ-d分子伝導体では予見されず,アニオン混合によるランダムな交換相互作用に帰属される。

シソーラス用語： *化学結合 ,  分子間相互作用 ,  *固溶体 ,  *制御 ,  *帯電 ,  鉄錯体 ,  ガリウム錯体 ,  金属-絶縁体転移 ,  磁気ヒステリシス ,  磁気的性質 ,  交換相互作用 ,  結晶構造 ,  ブロモ錯体 ,  クロロ錯体 ,  *導体 ,  *分子化合物 ,  反強磁性 ,  磁化 ,  電気抵抗率 ,  合金化 ,  *スピン制御 ,  *ハロゲン結合 ,  *混合伝導体 ,  改変

分類 (2件)： 分子化合物  (CE02000C) ,  分子の電気的・磁気的性質  (BH05032U)

物質索引 (1件)： 2-(4,5-ジヨード-1,3-ジセレノール-2-イリデン)-5,6-ジヒドロ-1,3-ジセレナ-4,7-ジチア-2H-インデン

タイトルに関連する用語 (5件)： スピン ,  電荷 ,  分子 ,  固溶体 ,  ハロゲン結合