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J-GLOBAL ID：201602257955843301   整理番号：16A0414839

KOSEN(高専)発セラミックスイノベーション:次世代の産業貢献を目指して アスベスト廃棄物の有効な分解について

著者 (2件)： 藤重昌生 (Gunma Coll.) ,  小島昭 (Gunma Coll.)
資料名： セラミックス  (Bulletin of the Ceramic Society of Japan)
巻： 51  号： 5  ページ： 330-333  発行年： 2016年05月01日 
JST資料番号： S0291A  ISSN： 0009-031X  CODEN： SERAA7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 飛散性アスベスト廃棄物は,湿潤状態で二重のビニール袋に入れられ,管理型最終処分場で保管されている。その量は今後増加する見込みである。また,廃棄物になっていないアスベストの処理も課題である。そこで本稿では,アスベスト廃棄物の有効な処分方法について解説した。まず,アスベスト(蛇紋岩系の白石綿など)について説明した上で,アスベスト廃棄物の現在の処理方法について述べた。塩化カルシウムによる分解法が有効なことを示したが,未だ安全で安価な分解法は確立されていない。次に,建物中にあるアスベストの無害化(大気汚染防止法:1.0l中にアスベスト10本以内)を3つの方法に分けて,1)囲い込み法:天井のようなもので囲う方法,2)吹き付け法:難燃性樹脂などを吹き付けて,飛散を防止する方法,3)除去法:建物から完全に除去する方法であるが,除去時の環境への放出,作業者の被ばくの危険,および大型施設の撤去などトータルコスト,など負担が非常に大きい,以上を解説した。

シソーラス用語： *アスベスト ,  蛇紋岩 ,  角閃石 ,  最終処分場 ,  法規 ,  *廃棄物処理 ,  熱分解 ,  塩化カルシウム ,  *無害化 ,  健康被害 ,  石綿セメント製品 ,  酸処理 ,  産業廃棄物 ,  シリコーン樹脂 ,  二酸化ケイ素 ,  専門学校 ,  *再利用
準シソーラス用語： 角閃石質石綿 ,  管理型処分場 ,  蛇紋岩質石綿 ,  廃棄物処理法

分類 (2件)： その他の石材  (YC05070M) ,  廃棄物処理  (RA01095A)

引用文献 (52件)：

• 建材製品中のアスベスト含有率測定(日本工業規格 JIS A 1481)“.
• 大蔵省貿易統計(日本の輸入量,1990,1991年).
• “石綿含有建築材料廃棄物量の予測量調査結果報告書“,日本石綿協会 環境安全衛生委員会(平成15年12月1日).
• 群馬県“環境白書“,H22-H27年版.
• 環境省,産業廃棄物の搬出及び処理状況等について(平成15年度)2005.

タイトルに関連する用語 (8件)： 高専 ,  セラミックス ,  イノベーション ,  次世代 ,  産業 ,  アスベスト ,  廃棄物 ,  分解