抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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トンネルなどの保守管理について,未知の環境で移動ロボットが自律的に地図構築・自己位置推定を行う問題(SLAM問題)があり,多くの研究が行われている。著者らは,計測を行なう環境として,トンネルや学校の廊下などの管状構造物を想定し,トンネル内で計測を行いつつ移動するのに適した構造のロボット台車の開発,トンネル内壁面を計測するのに適した構造の計測装置の開発を行った。即ち,不平行な壁面を2枚以上検出できるような管状環境において,移動経路の同定と環境地図の作成とを同時に行う手法を提案した。そして,提案手法を検証するために,移動ロボット台車の作成,3次元測域センサと回転台からなる計測装置を開発し,実験によって提案手法の有効性を確認した。実験結果から7本程度の壁面を検出できれば十分な精度の移動経路同定か可能となり,SALM問題を解くために必要な計算量の削減に成功したと述べた。