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J-GLOBAL ID:201602260907629506   整理番号:16A1325957

HSP72複合体の単離を通じた血清における低豊度蛋白質の同定

Identification of low-abundance proteins in serum via the isolation of HSP72 complexes
著者 (17件):
資料名:
巻: 136  ページ: 214-221  発行年: 2016年03月16日 
JST資料番号: T0073A  ISSN: 1874-3919  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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熱ショック蛋白質72(HSP72)は,腫瘍細胞において過剰発現され血液のような細胞外領域でも検出された細胞内分子シャペロンである。HSP72は,腫瘍から放出されたペプチドおよび蛋白質と複合体を形成する。したがって,癌患者の血液に存在する一定のHSP72結合蛋白質/ペプチドは,腫瘍細胞に由来する可能性がある。本研究では,血液中の低豊度の蛋白質/ペプチドを腫瘍マーカーとして効率的に同定するため,血清からHSP72結合蛋白質/ペプチドを単離する方法を確立した。N-ヒドロキシスルホスクシンイミド活性化セファロースビーズ(NHq)へ9つのHSP72特異性モノクローナル抗体を共役させ,血清サンプルからHSP72複合体を単離するために用いた。ついで,LC-MS/MS解析により,沈殿された蛋白質を同定した。とりわけ,この手法は,アルブミン除去なしに血清からの低豊度蛋白質の単離を可能にさせた。さらに,10人の多発性骨髄腫(MM)患者の血清サンプルをNHq解析することにより,65の細胞内蛋白質を含むMM HSP72複合体に存在する299の蛋白質を同定した。検出された細胞内蛋白質のなかで21は試験された全てのサンプルに存在し,11は培養多発性骨髄腫細胞からの馴化培地およびMM患者からの血清の両者において検出された。NHq方法は,候補腫瘍マーカーの発見に応用できることをこれらの結果が示唆した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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蛋白質・ペプチド一般  ,  血液一般 
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