抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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バイオマスは,循環型社会を目指して,プラスチック,燃料,発電などに様々応用されている。本稿では,群馬大学,NPO法人グリーンネットワーク,および浜田化学の取り組みをレポートする。群馬大学については,非食用バイオマスの木材や農業廃棄物などを原料とした未利用バイオマスであるフルフラールからPETの原料であるテレフタル酸を簡便に生産する方法の開発に成功したこと,これが実用化されるとフルフラールの用途拡大にも繋がり循環型社会の構築に大きく貢献する可能性があること,および,グリーンネットワークについては,乳酸発酵竹粉をポリプロピレンに配合したエコプラスチックを開発したことや,この竹粉の組成,抗菌,消臭などの特性を活かした肥料,飼料,機能食品資材への用途開発状況を紹介した。また,和田化学については,一般家庭,飲食店,食品工場から廃棄される天かす,牛・豚生脂,廃食油などを回収して,飼料,肥料,燃料,食品ラード,ハンドソープなどに再生し,資源のリサイクルに貢献していることを紹介した。