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J-GLOBAL ID:201602262706241946   整理番号:16A0625433

オキシトシン受容体特異的様式での遺伝子発現のためのOxtr cDNAHA-Ires-Creマウスの作出

Generation of Oxtr cDNAHA-Ires-Cre Mice for Gene Expression in an Oxytocin Receptor Specific Manner
著者 (9件):
資料名:
巻: 117  号:ページ: 1099-1111  発行年: 2016年05月 
JST資料番号: D0326B  ISSN: 0730-2312  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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神経下垂体ホルモン,オキシトシン(OXT)とその受容体(OXTR)には,社会的認識,つがい関係,親としての行動,およびストレス関連反応などの向社会的行動の調節における重要な役割がある。この仮説を支持するように,自閉症スペクトラム障害に罹患している一部の患者では,そのOXTR遺伝子に,例えば一塩基多型のような突然変異,またはエピジェネティックな変化が存在する。著者らは以前,OXTR欠損マウスは,広汎性社会性欠損を示すことを報告し,社会的行動におけるOXTRの重要な役割を示した。本研究において,著者らは,Oxtr cDNAHA-Ires-Creノックインマウスを作出した。このマウスは,内因性Oxtrプロモーター制御下でOXTRとCreリコンビナーゼを発現していた。ノックインカセットOxtr cDNAHA-Ires-Creは,3′末端に赤血球凝集素エピトープを付加されたOxtr cDNA(Oxtr cDNAHA),内部リボソーム侵入部位(Ires),およびCreで構成されていた。Creは,Oxtr cDNAHA-Ires-Creノックインマウスの子宮,乳腺,腎臓,および脳で発現されていた。さらに,脳におけるCreの分布は,著者らのグループが以前作出したもう一つの動物モデル,Oxtr-Venus蛍光タンパク質発現マウス(Oxtr-Venus)と類似していた。Oxtr cDNAHA-Ires-Creノックインマウスの社会的行動は,野生型動物と同様であった。著者らは,このコンストラクトが,特に,反転-削除スイッチ(flip-excision switch)ベクターを持つ組み換え型アデノ随伴ウイルスによる感染後,ニューロンでOXTRを発現することを示した。このシステムを使用して,著者らは,ノックインマウスにおいて,コムギ胚芽凝集素トレーサー分子のOXTR発現ニューロンから刺激ニューロンまでの輸送を示した。この研究は,ニューロン回路の単シナプス分析,および,OXTR発現ニューロンの光遺伝学的分析に貢献する可能性が示唆された。Copyright 2016 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
個生態学  ,  遺伝子発現 

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