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J-GLOBAL ID:201602264833939611   整理番号:16A0884105

カブモザイクウイルスに対する防御応答として,Brassica rapaの抵抗性品種ではアスコルビン酸が蓄積する

Ascorbic acid accumulates as a defense response to Turnip mosaic virus in resistant Brassica rapa cultivars
著者 (6件):
資料名:
巻: 67  号: 14  ページ: 4391-4402  発行年: 2016年07月 
JST資料番号: C0579A  ISSN: 0022-0957  CODEN: JEBOA6  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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カブモザイクウイルス(TuMV)抵抗性遺伝子Rnt1-1を有するBrassica rapa(カブ)品種は,TuMVに感染すると内生アスコルビン酸(AS)とデヒドロアスコルビン酸(DHA)を蓄積することがわかってきた。本研究では,カブとシロイヌナズナ植物を供試して,AS+DHA(TAA;総アスコルビン酸)が抗ウイルス効果を持っているかどうかを調査した。その結果,AS合成の基質であるl-ガラクトースを感受性品種に処理すると,TAA濃度が約2倍に増加し,ウイルス抵抗性をある程度高めることができた。シロイヌナズナのAS合成経路ノックアウト変異体による解析で,TAA濃度とウイルス抵抗性とが相関することが示された。遺伝子発現解析によって,TAAの増加は,主としてAS酸化の減少とAS再循環の活性化によって引き起こされることが明らかとなった。さらに,TAAの蓄積には,ジャスモン酸(JA)が重要な役割を果たしていることも示唆された。こうした結果から,カブ植物におけるTAA蓄積の上昇には,少なくとも部分的にJA依存性シグナル伝達経路が介在して,ウイルス抵抗性に寄与していると考えられる。
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分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
ウイルスによる植物病害  ,  植物生理学一般  ,  植物の生化学  ,  遺伝子発現 

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