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J-GLOBAL ID:201602265332718851   整理番号:16A0703716

「世界に通用する若手研究者・技術者の育成に向けて」(第1回)次世代を担う技術者教育の現状と課題

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資料名:
巻: 119  号: 1173  ページ: 470-473  発行年: 2016年08月05日 
JST資料番号: F0228A  ISSN: 0021-4728  CODEN: NKGKA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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2015年の文部科学省の学校基本調査によれば,高等学校の卒業生が107万人で,大学および短大への進学者は58万人にのぼり,進学率は54.6%とされている。また,全国の大学および大学院の在籍者は286万人で,国公立で76万人,私立で210万人を数えている。その中で大学院生は25万人である。全学部卒業者の12.2%が大学院に進学するが,とくに理学系で43.3%,工学系で36.9%が大学院に進学する。最近の国立大学の工学系では大学院進学率が60~80%にのぼり,大学院で2年間,研究らしきことを済ませてから社会にでる学生が多い。文部科学省からの指示で,大学および大学院では次の三つのポリシーを明確にすることが求められている。三つのポリシーとは,1.アドミッションポリシー(人学者受入れの方針),2.カリキュラムポリシー(教育課程揚成・実施の方針)さらには3.ディプロマポリシー(卒業認定・学泣授与の方針)。最近は卒業研究だけでも充分ではなく,入学直後から「Project Based Learning(PBL)」もしくは「課題解決型授業」なる手法を取り入れて,学生に考えさせる授業を行う大学がある。現在,わが国にはポスドク(ポスト・ドクター)が数多くいて,その就職支援について社会問題としてマスコミなどで取り上げられることも多い。2012年度にわが国でポスドクとして雇用された人数は16170人である。740大学(全体の95.4%)がインターンシップに関与しており,参加学生数は58万人(全体の20.7%)に及ぶ。
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分類 (1件):
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科学技術教育 
引用文献 (9件):
  • 文部科学省,平成27年度学校基本調査,平成27年12月25日.
  • 文部科学省,教育指標の国際比較,平成25年版.
  • 文部科学省,科学技術学術審議会人材委員会資料,ポストドクターをめぐる現状について,科学技術・学術政策局基盤政策課.
  • 文部科学省科学技術・学術政策研究所,ポストドクター等の雇用・進路に関する調査,平成26年8月8日.
  • 文部科学省高等教育局国立大学法人支援課,国立大学法人の現状等について 第3期中期目標期間における国立大学法人運営費交付金の在り方に関する検討会(第1回)配付資料.
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