抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
2015年の文部科学省の学校基本調査によれば,高等学校の卒業生が107万人で,大学および短大への進学者は58万人にのぼり,進学率は54.6%とされている。また,全国の大学および大学院の在籍者は286万人で,国公立で76万人,私立で210万人を数えている。その中で大学院生は25万人である。全学部卒業者の12.2%が大学院に進学するが,とくに理学系で43.3%,工学系で36.9%が大学院に進学する。最近の国立大学の工学系では大学院進学率が60~80%にのぼり,大学院で2年間,研究らしきことを済ませてから社会にでる学生が多い。文部科学省からの指示で,大学および大学院では次の三つのポリシーを明確にすることが求められている。三つのポリシーとは,1.アドミッションポリシー(人学者受入れの方針),2.カリキュラムポリシー(教育課程揚成・実施の方針)さらには3.ディプロマポリシー(卒業認定・学泣授与の方針)。最近は卒業研究だけでも充分ではなく,入学直後から「Project Based Learning(PBL)」もしくは「課題解決型授業」なる手法を取り入れて,学生に考えさせる授業を行う大学がある。現在,わが国にはポスドク(ポスト・ドクター)が数多くいて,その就職支援について社会問題としてマスコミなどで取り上げられることも多い。2012年度にわが国でポスドクとして雇用された人数は16170人である。740大学(全体の95.4%)がインターンシップに関与しており,参加学生数は58万人(全体の20.7%)に及ぶ。