抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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特集「コンクリートと異分野との融合」である。ここでは,第4章「合成化学とコンクリート」の5節として,スラブ軌道てん充層(CAモルタル)の圧縮疲労特性について紹介する。スラブ軌道はレールを固定した軌道スラブをセメントアスファルトモルタル(CAモルタル)製の充てん層で支持する軌道である。古いタイプのCAモルタルでは凍害が確認されており,軌道スラブに生じる動的な変位が増加しないようにCAモルタルの補修を行っていくためには,CAモルタルの圧縮疲労特性を評価する必要がある。CAモルタルの開発の経緯,材料の特徴を概説した。圧縮疲労試験は,温度依存性を考慮し0度,20度,40度で行った。その結果,最大荷重時のひずみは繰り返し回数100万回までの間に急激に増加した。圧縮強度比75%の場合,20度では50万回以降でひずみが低下した。このひずみ低下は,繰り返し載荷によってせん断面にひずみが集中したためと考えられる。圧縮疲労寿命を推定するためのモデルを示した。CAモルタルが劣化した際の疲労寿命の推定結果を示した。