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J-GLOBAL ID：201602267176292374   整理番号：16A1136193

牛ふん堆肥の化学性分析によるホウレンソウケナガコナダニの増殖程度の判定方法

著者 (5件)： 竹岡賢二 (広島県総合技術研 農技セ) ,  金本健志 (広島県総合技術研 農技セ) ,  金本健志 (広島県東部農林水産事務所) ,  清水佐知子 (広島県総合技術研 農技セ) ,  星野滋 (広島県総合技術研 農技セ)
資料名： 日本土壌肥料学雑誌  (Japanese Journal of Soil Science and Plant Nutrition)
巻： 87  号： 5  ページ： 365-367  発行年： 2016年10月05日 
JST資料番号： G0156A  ISSN： 0029-0610  CODEN： NIDHAX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 施設ホウレンソウ産地では,ホウレンソウケナガコナダニ(Tyrophagus similis,以下ダニ)による被害が顕在化している。筆者らは,牛糞堆肥の堆積日数の違いによる化学成分の違いとダニの増殖の関係を調査した。その結果,粗灰分含有率がダニの増殖程度の判定指標として利用できることを明らかにした。また,おがくずを副資材とした撹拌方式の堆肥では,20%がダニの増殖率低下の目安となる可能性が示唆された。

シソーラス用語： ホウレンソウ ,  *コナダニ科 ,  *堆肥 ,  灰分 ,  化学的性質 ,  熟度 ,  堆積
準シソーラス用語： *ホウレンソウケナガコナダニ ,  灰分含量 ,  *牛糞堆肥 ,  堆積過程 ,  腐熟度

分類 (2件)： 昆虫・ダニによる植物被害  (FC04072U) ,  肥料の調製,保存  (FB05020N)

引用文献 (9件)：

• 張 建国・加茂幹男・阿部佳之・河本英憲・青木康浩 2004.粗灰分含量を指標として堆肥化過程における乾物および有機物の分解量を推定する簡便な方法.日本畜産学会報,75(1),61-66.
• 星野 滋 2012.ホウレンソウケナガコナダニ防除に効果のある薬剤の比較と散布時期.広島総研農技セ研報,88,27-32.
• 石岡 巌・小柳 渉・加藤直人・棚橋寿彦・平桝恵子・村上圭一 2010.家畜ふん堆肥の肥料成分・窒素肥効評価マニュアル,p.111-125,(独)農業・食品産業技術総合研究機構中央農業総合研究センター資源循環・溶脱低減研究チーム,茨城.
• 春日志高・天野 洋 2000.管理戦略の確立へ向けたケナガコナダニ属のホウレンソウ加害実態調査.日本ダニ学会誌,9(1),31-42.
• Kasuga,S., and K. Honda 2006.Suitability of organic matter, fungi and vegetables as food for Tyrophagus similis (Acari: Acaridae). Applied Entomology and Zoology, 41(2), 227-231.

タイトルに関連する用語 (5件)： 牛ふん堆肥 ,  化学 ,  分析 ,  ホウレンソウケナガコナダニ ,  増殖