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J-GLOBAL ID:201602268959557613   整理番号:16A1271860

水/アセトニトリル混合物中でのチオ尿素由来レセプターとアセタート間錯化の熱力学

Thermodynamics of Complexation between Thiourea-based Receptor and Acetate in Water/Acetonitrile Mixture
著者 (6件):
資料名:
巻: 32  号:ページ: 741-744(J-STAGE)  発行年: 2016年 
JST資料番号: G0673B  ISSN: 0910-6340  CODEN: ANSCEN  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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チオ尿素由来レセプターは,その強い水素結合ドナー性のため選択的アニオン認識研究に広範囲に利用されている。本研究では,チオ尿素由来レセプターとアセタート間錯化の熱力学を,水/アセトニトリル混合物中で調べた。本研究で用いたレセプターは,N,N ́-ビス(p-ニトロフェニル)チオ尿素(BNPTU)であった。UV/vis分光学的滴定および等温滴定熱量計(ITC)実験により,水/アセトニトリル混合物中でBNPTUとアセトンの吸熱的かつエントロピー駆動錯化が明確に示された。水/アセトニトリル混合物でみられた吸熱ピークが,アセトニトリル中のピークよりも約3倍大きかったため,レセプター及びアセタートのいずれの優先的水和も吸熱及びエントロピー駆動錯化反応の原因であると考えられる。本研究で見出された熱力学的な性質は,チオ尿素由来アニオンレセプターの設計に寄与する可能性がある。(翻訳著者抄録)
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分子化合物 
引用文献 (19件):
  • 1. R. Martínez-Manez and F. Sancenon, Chem. Rev., 2003, 103, 4419.
  • 2. K. Choi and A. D. Hamilton, Coord. Chem. Rev., 2003, 240, 101.
  • 3. T. Gunnlaugsson, M. Glynn, G. M. Tocci, P. E. Kruger, and F. M. Pfeffer, Coord. Chem. Rev., 2006, 250, 3094.
  • 4. V. Amendola, D. Esteban-Gomez, L. Fabbrizzi, and M. Licchelli, Acc. Chem. Res., 2006, 39, 343.
  • 5. A.-F. Li, J.-H. Wang, F. Wang, and Y.-B. Jiang, Chem. Soc. Rev., 2010, 39, 3729.
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