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J-GLOBAL ID：201602269148668457   整理番号：16A0674370

対米サービス貿易拡大要因の構造分析-グラフィカルモデリングによる諸変数の相互関係探索-

著者 (2件)： 久保田茂裕 (情報通信総合研) ,  篠崎彰彦 (九大 大学院経済学研究院)
資料名： Infocom Review  (Infocom Review)
号： 67  ページ： 34-43  発行年： 2016年07月29日 
JST資料番号： L8341A  ISSN： 1341-0024  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 対米サービス貿易の拡大要因について,先行する末永らの研究(2014年)では,世界31か国の対米サービス貿易額,米国H-1Bビザ取得者数,ITネットワーク環境,1人当たり国民所得および英語圏ダミーの5要因の関連を分析した。その結果,H-1Bビザ取得者数が対米サービス貿易に有意に好成績を与えることを示した。しかし,この研究では要因間の相互関係を考慮していない。本稿では,5要因間の相互関係を分析するために,相関係数行列を求め,さらに偏相関係数行列を求め,これに基づきグラフィカルモデリングを作成した。その結果,対米サービス貿易額が正の偏相関係数を有しているのは,米国H-1Bビザ取得者数および1人当たり国民所得であり,他の2要因とは無関係であることが分かった。

シソーラス用語： *アメリカ合衆国 ,  *貿易 ,  サービス業 ,  *拡大 ,  文書 ,  環境 ,  国民所得 ,  行列 ,  *統計解析 ,  相関 ,  アウトソーシング ,  モデリング
準シソーラス用語： 国際貿易 ,  *サービス貿易 ,  *貿易拡大 ,  H-1Bビザ ,  ネットワーク環境 ,  情報環境 ,  相関行列 ,  *相関解析 ,  偏相関 ,  オフショアリング ,  グラフィカルモデリング

分類 (1件)： 市場調査,広告  (KA06030H)

引用文献 (18件)：

• 小島隆矢・山本将史(2013)『Excelで学ぶ共分散構造分析とグラフィカルモデリング』オーム社
• 末永雄大・閔廷媛・篠崎彰彦(2014)「オフショアリングの発展とその要因に関する実証分析:ネットワーク理論からみた人的交流の強さと対米サービス貿易の拡大」『InfoCom REVIEW』No.64、情報通信総合研究所、2014年11月、pp.2-13
• 篠崎彰彦(2015)「国境を越えたアウトソーシングの発展要因は何か:経済学と経営学で考察する日本経済への含意」『統計』第66巻第4号、日本統計協会、2015年4月、pp.2-7
• 冨浦英一(2014)『アウトソーシングの国際経済学-グローバル貿易の変貌と日本企業のミクロ・データ分析』日本評論社
• 西口敏弘(2009)『ネットワーク思考のすすめ-ネットセントリック時代の組織戦略』東洋経済新報社

タイトルに関連する用語 (10件)： 米 ,  サービス ,  貿易 ,  拡大 ,  要因 ,  構造分析 ,  グラフィカルモデリング ,  変数 ,  相互関係 ,  探索