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J-GLOBAL ID：201602270607450023   整理番号：16A0840845

炭素繊維強化熱可塑性プラスチック材の曲げ試験による機械的特性評価および破壊挙動解析

Mechanical properties evaluation and fracture behavior analysis of Carbon-Fiber-Reinforced Thermo-Plastics by bending test

著者 (4件)： 大木基史 (新潟大 工) ,  高岡謙伍 (新潟大 大学院自然科学研究科) ,  森下一 (協立工業) ,  齋藤浩 (新潟大 工)
資料名： 材料試験技術  (Journal of Material Testing Research Association of Japan)
巻： 61  号： 3  ページ： 159-165  発行年： 2016年09月01日 
JST資料番号： S0909A  ISSN： 0285-2470  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 炭素強化プラスチック(CFRP)は,生産効率の向上が困難であり,炭素繊維強化熱可塑性プラスチック(CFRTP)の開発が進められている。CFRTP材料の機械的特性向上を目的として,異なる熱可塑性樹脂(ポリプロピレン,ナイロン12,ポリフェニレンスルフィド(PPS))を母相とする3種類のCFRTP試験片に対してAEセンサとマイクロスコープズームレンズを万能試験機に組み込んだ試験システムによって3点曲げ及び4点曲げ試験を実施した。試験結果より,機械的特性値に及ぼす樹脂種別の影響を評価した。試験中の破断観察とAE波検出により破壊挙動に及ぼす樹脂種別の影響を評価した。その結果,PPSが最も良好な機械的性質を示した。

シソーラス用語： 炭素繊維強化プラスチック ,  *繊維強化熱可塑性プラスチック ,  ハイブリッド複合材料 ,  熱可塑性プラスチック ,  ポリプロピレン ,  ナイロン12 ,  ポリフェニレンスルフィド ,  アコースティックエミッション ,  顕微鏡 ,  試験装置 ,  *曲げ試験 ,  *比較試験 ,  *CFRTP【熱可塑樹脂】 ,  アコースティックエミッションセンサ
準シソーラス用語： *炭素繊維強化熱可塑性プラスチック ,  AEセンサ ,  破壊挙動

分類 (4件)： ゴム・プラスチック材料  (HC02030I) ,  ゴム・プラスチック材料  (HC04030W) ,  ゴム・プラスチック材料試験  (HB03000F) ,  機械的性質  (YH02022L)

引用文献 (8件)：

• 金型技術者が知っておきたいCFRP・CFRTPの基礎知識(第1回),型技術,30(1),64-67,2015
• 炭素繊維強化熱可塑性プラスチックの製品開発,森下一,大木基史,材料試験技術,60(3),42-48,2015
• サステナブルハイパーコンポジット技術の開発成果報告書,独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構,pp.9-18,2013
• Acoustic emission and fracture of carbon fiber rein-forced thermoplastic (CFRTP) materials under monotonous tensile loading, Q.- Q. Ni, E. Jinen, Engineering Fracture Mechanics, 45 (5), 611 - 625, 1993
• Interfacial and interlaminar shear strength of carbon fiber reinforced polycarbonates made with unidirectional sheets, K. Tanaka, M. Suzue, S. Isshiki, M. Shinohara, and T. Katayama, Composites : Advances in Manufacture and Characterisation, WIT Press, 131 - 139, 2015

タイトルに関連する用語 (5件)： 炭素繊維強化熱可塑性プラスチック ,  曲げ試験 ,  機械的特性評価 ,  破壊挙動 ,  解析