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J-GLOBAL ID：201602270612157331   整理番号：16A0675097

Ru(OCOCH₃)₂(BINAP)を用いる不飽和カルボン酸の不斉水素化反応:1.反応の様子

Asymmetric Hydrogenation of Unsaturated Carboxylic Acids Catalyzed by Ru(OCOCH₃)₂(BINAP): 1. Reaction Profile

著者 (3件)： 太田哲男 (Doshisha Univ., Kyoto) ,  大江洋平 (Doshisha Univ., Kyoto) ,  高谷秀正 (Doshisha Univ., Kyoto)
資料名： 同志社大学ハリス理化学研究報告  (Harris Science Review of Doshisha University)
巻： 57  号： 2  ページ： 57-67  発行年： 2016年07月31日 
JST資料番号： F0617A  ISSN： 2189-5937  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： Ru(II)-(BINAP)錯体を触媒として用いる不飽和カルボン酸の不斉水素化反応について報告した。Ru-(BINAP)錯体として,Ru((R)-2,2′-アリールホスヒノ-1,1′-ビナフチル)(OCOCH₃)₂(アリール,1a=フェニル,1b=4-メチルフェニル,1c=4-メトキシフェニル)およびそれらのエナンチオマ)を用いた。アクリル酸誘導体(例えば チグリン酸)を含む不飽和カルボン酸の不斉水素化を行って,光学活性な対応する飽和カルボン酸をほぼ定量的な収率で生成した。生成物を(R)-1-(1-ナフチル)エチルアミンとの反応によってアミド化してエナンチオマ過剰率を決定したが,C-C二重結合の置換基のパターンが生成物の立体化学に大きく影響することが分かった。

シソーラス用語： *不飽和カルボン酸 ,  *水素化 ,  *不斉反応 ,  *ルテニウム触媒 ,  ルテニウム錯体 ,  カルボン酸塩 ,  *脂肪族カルボン酸 ,  *光学活性 ,  エナンチオマ ,  置換基効果 ,  エナンチオマ過剰率 ,  *不斉水素化 ,  アセタート類 ,  不飽和脂肪酸 ,  オレフィン化合物
準シソーラス用語： 酢酸塩

分類 (3件)： 酸化,還元  (CF02060T) ,  貴金属触媒  (CB06122I) ,  脂肪族カルボン酸・ペルオキシカルボン酸・チオカルボン酸  (CF03200E)

物質索引 (5件)： (R)-2-メチルブタン酸 ,  チグリン酸 ,  2,2′-ビス(フェニルホスフィノ)-1,1′-ビナフタレン ,  2,2′-ビス(4-メチルフェニルホスフィノ)-1,1′-ビナフタレン ,  2,2′-ビス(4-メトキシフェニルホスフィノ)-1,1′-ビナフタレン

タイトルに関連する用語 (4件)： Ru ,  BINAP ,  不飽和カルボン酸 ,  不斉水素化