抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では,奈良工業高等専門学校(奈良高専)における,油空圧制御に関する教育(座学と実験)の現状を紹介し,問題点を解説した。本稿では,奈良高専における油空圧制御に関する教育の目的をメカトロニクスにおけるアクチュエータの役割,および,人間に親和性がある機器開発に必要な空気圧・油圧アクチュエータの構造,システム構成,制御方法の教育に置いていることを述べた。油空圧制御工学に関する,カリキュラムおよび講義内容,油空圧制御工学テキスト,配布プリント例,を示した。専攻科における特別実験のカリキュラムを説明し,小型油圧装置の基礎特性を明らかにし,人を持ち上げるリフト装置の試作実験の内容を紹介した。課題として,学生に油空圧技術の有用性を理解させるためには,単に書籍からの知識習得だけでなく,映像による理解と,実際に触れること,すなわちDVD等の活用と,実機を用いた実験装置の利用が不可欠であることを強調した。