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J-GLOBAL ID：201602272578334221   整理番号：16A1031470

アノード酸化の新展開 アノード酸化にもとづくチタニアチューブアレーの形成と機能化

著者 (2件)： 土谷博昭 (大阪大 大学院工学研究科) ,  藤本慎司 (大阪大 大学院工学研究科)
資料名： 表面技術  (Journal of the Surface Finishing Society of Japan)
巻： 67  号： 10  ページ： 520-526  発行年： 2016年10月01日 
JST資料番号： G0441B  ISSN： 0915-1869  CODEN： HYGIEX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： アノード酸化による多孔質酸化膜の研究は,アルミニウムの基礎・応用に関するものがほとんどで,その他の金属については長期間報告されなかった。しかし最近,チタンのアノード酸化によるナノチューブの形成が報告されて以来,他の金属も注目を集めるようになった。そこで本稿では,アノード酸化によるチタニアナノチューブアレーの形成とその高機能化についての研究動向について紹介した。まず,チタニアナノチューブの形成条件(チタニアを溶解できるフッ化物を含む電解液が必要,電解液の調整でアスペクト比が向上)について述べた。次に,チタニアナノチューブアレイの機能化について,光触媒特性(接触界面が少なく再結合確率がより小さいなど),色素増感太陽電池(エネルギー変換効率の増大など),生体適合性と薬剤徐放(チタン合金インプラントの表面改質,骨芽細胞の接着・伸展・増殖やALP活性など),その他(エレクトロクロミック素子など)への応用を紹介した。

シソーラス用語： *アノード酸化 ,  *陽極酸化皮膜 ,  チタン ,  *ナノチューブ ,  *酸化チタン ,  触媒活性 ,  多孔質体 ,  フッ化物 ,  電解液 ,  光触媒 ,  太陽電池 ,  生体適合性 ,  薬物放出 ,  ドラッグデリバリーシステム ,  色素増感太陽電池 ,  酸化チタンナノチューブアレイ
準シソーラス用語： チタニアナノチューブアレイ ,  高機能化

分類 (1件)： 化成処理  (WC08050J)

引用文献 (100件)：

• 1)鯨井恒太郎, 植木 栄 ; 日本特許61920(1923).
• 2)G.D. Bengough, J.M. Stuart ; British Patent 223994(1923).
• 3)F. Keller, M. Hunter, D. Robinson ; J. Electrochem. Soc., 100, 411(1953).
• 4)J.P. O'Sullivian, G.C. Wood ; Electrochim. Acta, 15, 1865(1970).
• 5)H. Takahashi, M. Nagayama ; Corros. Sci., 18, 911(1978).

タイトルに関連する用語 (2件)： アノード酸化 ,  展開