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J-GLOBAL ID:201602274292347784   整理番号:16A0595931

軟骨細胞のアミノ酸代謝におけるCCN2の役割

Role of CCN2 in Amino Acid Metabolism of Chondrocytes
著者 (13件):
資料名:
巻: 117  号:ページ: 927-937  発行年: 2016年04月 
JST資料番号: D0326B  ISSN: 0730-2312  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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CCN2/結合組織増殖因子(CTGF)は,様々な細胞外生体分子とのその細胞外基質細胞相互作用を通じて調和した発生と軟骨再生を促進する多機能分子である。従ってCCN2の欠損は基礎代謝を含む多様な細胞活性に深遠な影響を与える。先行研究は多数のリボソームタンパク質遺伝子の発現がCcn2ヌル軟骨細胞で顕著に増加することを示した。従って,本研究において筆者らは,軟骨細胞におけるアミノ酸およびタンパク質代謝に対するCCN2の影響を分析した。Ccn2ヌルおよび野生型マウス軟骨細胞におけるアミノ酸の比較メタボローム分析は全ての必須アミノ酸の細胞レベルの安定した減少を明らかにした。予期せぬことに,そのようなアミノ酸の取り込みはCcn2ヌル軟骨細胞においてむしろ増強し,ヒト軟骨細胞への外来CCN2の添加はアミノ酸取り込みを減じた。しかし,予期されたようにタンパク質合成によるアミノ酸消費もCcn2ヌル軟骨細胞で加速した。更に筆者らは,以前報告されたEno1遺伝子と同様,2つの解糖系酵素をコードする2つの遺伝子の発現は,これらの細胞で抑制されることを新たに発見した。Ccn2ヌル軟骨細胞における解糖の傷害と,ミトコンドリア膜電位の保持を考慮すると,これらの発見はCcn2の欠損がタンパク質合成と好気的エネルギーの獲得を通じてアミノ酸消費を加速することにより軟骨細胞においてアミノ酸不足を誘導することを示唆する。興味深いことに,CCN2がin vitroでそのような遊離アミノ酸を捕獲することを見出した。生理的条件下で,CCN2は軟骨の細胞外基質において遊離アミノ酸のレベルを調節するのかもしれない。Copyright 2016 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
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骨格系  ,  細胞生理一般  ,  生物学的機能 
タイトルに関連する用語 (4件):
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