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J-GLOBAL ID：201602276693803118   整理番号：16A0572673

有機分散剤添加により得られたリグノセルロースナノファイバーの作製とその水中での分散性

Preparation of Lignocellulose Nanofibers Obtained by Addition of Organic Dispersing Agent and Their Dispersibility in Water

著者 (2件)： 川端浩二 (岡山県工技セ) ,  藤井英司 (岡山県工技セ)
資料名： Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan  (Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan)
巻： 23  号： 383  ページ： 231-235  発行年： 2016年07月01日 
JST資料番号： F0275A  ISSN： 1345-3769  CODEN： JSIJFR  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,間伐材,製材端材や林地残材などの未利用木質バイオマスの有効利用が注目されている。そこで木質バイオマス資源の高付加価値化に取り組みの一環として,木質バイオマスの微粉砕によるバイオマスフィラーの開発を行っている。しかしながら,湿式粉砕時のナノファイバーの凝集委問題があり,高効率な手法で水分散性の良い含水リグノセルロースナノファイバーの製造技術が求められている。そこで本研究では,粉砕物の水分散性に及ぼす分散剤の添加量の影響について調べることを目的に,湿式ディスクミル粉砕する際に分散剤を加えてリグノセルロースナノファイバーを作製し,得られた粉砕物の水分酸性を調べた。その結果,粉砕時に分散剤を10mass%添加することにより,効率的に解繊が進行した水分解性のよい含水リグノセルロースナノファイバーが得られることが分かった。分散剤は粉砕物表面の粉砕力により相互作用することで,分散性が向上したものと推察された。

シソーラス用語： *微粉砕 ,  *湿式粉砕 ,  *リグノセルロース ,  *ナノファイバ ,  分散【dispersion】 ,  添加剤 ,  添加物効果 ,  粒径 ,  比表面積 ,  面積 ,  粘度 ,  バイオマス ,  *資源回収 ,  摩砕 ,  凝集
準シソーラス用語： ディスクミル粉砕 ,  水分散 ,  平均粒径

分類 (4件)： 充填剤,補強材  (YH05030J) ,  木材化学  (FF05040V) ,  多糖類  (CF10054P) ,  資源回収利用  (SC05060V)

引用文献 (11件)：

• 檜山 亮,林産試だより・北海道立林産試験場,12,1-4(2008).
• 木口 実,大平辰朗,吉田貴紘,林 徳子,山田竜彦,季刊森林総研,25,2-11(2014).
• 三輪隆行,川端浩二,セルロース学会誌,18,22-23(2011).
• 川端浩二,岡野雅子,常定 健,藤井英司,福﨑智司,“化学工学3支部合同徳島大会講演要旨集”,(2010)p.71.
• 川端浩二,小野史彰,藤井英司,福﨑智司,“セルロース学会第18回年次大会講演要旨集”,(2011)p.98-99.

タイトルに関連する用語 (4件)： 分散剤 ,  作製 ,  水中 ,  分散性