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J-GLOBAL ID：201602277508264719   整理番号：16A0907603

新しい産業革命 フィンテック「私だけの金融サービス」時代の到来と意思決定プロセスの変革

著者 (2件)： 土岐大介 (ドイチェ・アセット・マネジメント) ,  岡田幸彦 (筑波大 システム情報系)
資料名： 一橋ビジネスレビュー  (Hitotsubashi Business Review)
巻： 64  号： 2  ページ： 82-94  発行年： 2016年09月22日 
JST資料番号： G0353A  ISSN： 1345-9953  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： フィンテックの日本企業の経営論理や金融機能などに与える影響について,俯瞰的かつ大局的な視点から検討した。まず,金融機能を1)資金決済,2)資源のプール化・小口化,3)資源の移転,4)リスク管理など6機能で捉え,それぞれについてIT化・自動化に始まり,近年の個客化と双方向性が進むまでの経緯を整理した。次に,第3世代に位置付けられるフィンテックでは,「購買意思決定プロセスの変革可能性」に期待があるとした。これは,従来の経営論理でB2BかB2Cかの区分が重視されてきたのに対して,今後はB2CをB2F(Family)へと変革する引き金となる,すなわち個人的消費でなく,家庭的消費が強調されるというものである。次に,今後のフィンテックでの意思決定・合意形成支援機能の発展への期待とともに,懸念材料を述べた。懸念の一例は,投資対象の損失が拡大するにつれて,その取り戻しのために大きなリスクの投資に走るというものである。

シソーラス用語： 企業 ,  *改変 ,  情報技術 ,  意思決定 ,  経営理論 ,  *金融 ,  経済 ,  *カスタム化 ,  *サービス ,  *商品 ,  IT化 ,  経済活動 ,  *金融商品 ,  FinTech ,  *金融業務
準シソーラス用語： フィンテック ,  *金融サービス

分類 (1件)： 産業経済  (KA02000Y)

タイトルに関連する用語 (5件)： 産業革命 ,  フィンテック ,  金融 ,  サービス ,  意思決定プロセス