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J-GLOBAL ID：201602280985397465   整理番号：16A0521590

山地気象観測露場による沖縄県北部森林地域の気象について

著者 (7件)： 新垣拓也 (沖縄県森林資源研究セ) ,  清水晃 (森林総合研 九州支所) ,  壁谷直記 (森林総合研 九州支所) ,  清水貴範 (森林総合研) ,  飯田真一 (森林総合研) ,  古堅公 (沖縄県環境科学セ) ,  生沢均 (沖縄県)
資料名： 九州森林研究  (Kyushu Journal of Forest Research)
号： 69  ページ： 71-74  発行年： 2016年03月31日 
JST資料番号： L2396A  ISSN： 1347-0779  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 沖縄県北部地域の亜熱帯性の森林気象環境を評価するために気象観測露場を設置し,2009年3月17日より観測を開始し,2013年までの約5年間の観測データを月毎に5年間の平均値として取り纏めた。その結果,沖縄島北部森林地域の月毎の平均気温は10°Cを下回ること無く,夏期は25°C以上で安定すること,月毎の平均相対湿度は常に80%以上であり,湿潤な環境下であることが分かった。また,風速は1.2~1.5m/sを維持し,冬期の終わりから梅雨までの期間風速が強くなることが分かった。月毎の平均日射量は7月が最も高く,3月から7月にかけて値が増大するが,5月は,梅雨の影響によりやや増大が鈍ると推察された。沖縄県北部森林地域の降雨量は梅雨の時期の降雨量と台風による降雨に大きく依存していることが示唆され,年変動が顕著に現れる気象要素であると思われた。(著者抄録)

シソーラス用語： *沖縄県 ,  *気象観測 ,  気温 ,  相対湿度 ,  風速 ,  日射量 ,  降雨量 ,  *気象データ ,  亜熱帯
準シソーラス用語： *森林地帯 ,  亜熱帯域

分類 (2件)： 農業気象  (DC05030Z) ,  気象学一般  (DC05010D)

引用文献 (4件)：

• 新垣拓也ほか(2013)九州森林研究66:21-24.
• 比嘉幹彦ほか(2011)九州森林研究64:102-104.
• 気象庁(2015)昭和26年(1951年)以降の梅雨入りと梅雨明け(確定値):沖縄,http://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/baiu/kako_baiu01.html, 参照2015-11-6.
• 清水貴範ほか(2011)九州森林研究64:108-109.

タイトルに関連する用語 (7件)： 山地 ,  気象観測 ,  露場 ,  沖縄 ,  森林 ,  地域 ,  気象