文献

J-GLOBAL ID：201602283337344039   整理番号：16A1129225

無機酸化物ナノ構造体を用いた光誘起電荷分離の制御

Photoinduced Charge Separation using Inorganic Oxide Nanostructures

著者 (3件)： 望月大 (信州大 環境・エネルギー材料科研) ,  岸本史直 (東京工大 大学院理工学研究科) ,  和田雄二 (東京工大 大学院理工学研究科)
資料名： ゼオライト  (Zeolite News Letters)
巻： 33  号： 4  ページ： 101-109  発行年： 2016年10月15日 
JST資料番号： L1799A  ISSN： 0918-7774  CODEN： ZEOREM  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 光により誘起された励起状態を無機酸化物が創出するナノ空間を利用して操作する手法を開発した。ゼオライトの三次元マイクロ細孔や層状ケイ酸塩の二次元空間を利用することで,イリジウム錯体の電子移動やエネルギー移動を制御することが可能であった。また,異なる金属酸化物種を交互積層させるため,クリック反応を利用した新たな手法を確立した。この手法により合成した交互積層体を利用して,異種の遷移金属酸化物層間での光誘起電荷分離を達成した。(著者抄録)

シソーラス用語： *電荷分離 ,  *光照射 ,  空間 ,  ナノ構造 ,  励起状態 ,  *合成ゼオライト ,  *層状化合物 ,  *ケイ酸塩 ,  電子移動反応 ,  エネルギー移動 ,  反応制御 ,  *積層構造 ,  光触媒 ,  *イリジウム錯体 ,  ゲストホスト効果 ,  細孔構造 ,  凝集 ,  層間化合物 ,  ドナー-アクセプタ対 ,  チオール ,  アルケン ,  *チタン酸 ,  *タングステン酸 ,  閉込め ,  MLCT遷移 ,  窒素複素環化合物 ,  紫外可視吸収スペクトル ,  光誘起 ,  ナノ空間 ,  ピリジン類 ,  芳香族アミン ,  スルホニウム ,  硫黄複素環化合物 ,  芳香族縮合化合物 ,  第三アミン ,  芳香族カルボン酸 ,  酸素複素環化合物 ,  キノイド化合物 ,  インモニウム

分類 (3件)： 光化学一般  (CB08010U) ,  合成鉱物  (CD01040K) ,  白金族元素の錯体  (CE01100E)

物質索引 (4件)： 2-フェニルキノリン ,  ヘキサデシルトリメチルアンモニウム ,  メチレンブルー ,  ローダミンB

引用文献 (14件)：

• N. J. Turro, C. C. Cheng, L. Abrams, D. R. Corbin, J. Am. Chem. Soc., 109(8), 2449 (1987).
• V. Ramamurthy, J. V. Caspar, D. F. Eaton, E. W. Kuo, D. R. Corbin, J. Am. Chem. Soc., 114 (10), 3882 (1992).
• (a) S. Inagaki, O. Ohtani, Y. Goto, K. Okamoto, M. Ikai, K. Yamanaka, T. Tani, T. Okada, Angew. Chemie Int. Ed, 48(22), 4042 (2009), (b) H. Takeda, Y. Goto, Y. Maegawa, T. Ohsuna, T. Tani, K. Matsumoto, T. Shimada, S. Inagaki, Chem. Commun., 40, 6032 (2009).
• Y. Wada, T. Okubo, M. Ryo, T. Nakazawa, Y. Hasegawa, S. Yanagida, J. Am. Chem. Soc., 122 (35), 8583 (2000).
• Y. Wada, M. Sato, Y. Tsukahara, Angew. Chemie Int. Ed., 45(12), 1925 (2006).

タイトルに関連する用語 (4件)： 無機酸化物 ,  ナノ構造体 ,  光誘起 ,  電荷分離