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J-GLOBAL ID：201602284252733781   整理番号：16A0425281

表面処理炭酸カルシウム微粒子をコートしたセルロース粉末の作製とその性質

Preparation and Properties of Cellulose Powders Coated with Surface-Treated Precipitated Calcium Carbonate Particles

著者 (3件)： 川端浩二 (岡山県工技セ) ,  藤井英司 (岡山県工技セ) ,  日笠茂樹 (岡山県工技セ)
資料名： Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan  (Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan)
巻： 23  号： 382  ページ： 142-145  発行年： 2016年05月01日 
JST資料番号： F0275A  ISSN： 1345-3769  CODEN： JSIJFR  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,循環型社会の構築を目指し,間伐材,製材端材,林地残材などの未利用バイオマスの有効利用技術が注目されている。筆者らは,バイオマス集積基地において,木粉およびリグノセルロースナノファイバ製造を行う林工一体型モデル工場の実現を目指し,木質バイオマスの微粉砕によるバイオマスフィラーの開発を行っている。セルロース粉末をステアリン酸で表面処理することにより疎水化することを報告したが,本研究では,脂肪酸で表面処理した炭酸カルシウム微粒子をコートしたセルロース粉末の性質を調べた。セルロース粉の水接触角は43°であるのに対し,乾式および湿式で表面処理炭酸カルシウム微粒子を20mass%コートしたセルロース粉末の接触角は,それぞれ96°および87°であった。

シソーラス用語： バイオマス ,  *木質バイオマス ,  環境保全 ,  *セルロース ,  粉体 ,  表面処理 ,  *表面改質 ,  表面被覆 ,  *表面性状 ,  炭酸カルシウム ,  脂肪酸 ,  接触角 ,  表面エネルギー ,  疎水性 ,  親水性 ,  粒径 ,  粒度分布 ,  比表面積 ,  熱重量分析 ,  示差熱分析 ,  走査電子顕微鏡 ,  循環型社会 ,  水接触角 ,  電界放出型走査電子顕微鏡
準シソーラス用語： 粉末 ,  FE-SEM

分類 (1件)： 木材化学  (FF05040V)

引用文献 (11件)：

• 村上克治,井上宏之,矢野伸一,滝村修,澤山茂樹,廃棄物資源循環学会論文誌,20,74-78(2009).
• H. Yano, S. Nakahara, J. Mater. Sci., 39, 1635-1638 (2004).
• S. Iwamoto, A. N. Nakagaito, H. Yano, M. Nogi, Appl. Phys., A81, 1109-1112 (2005).
• H. Yano, J. Sugiyama, A. N. Nakagaito, M. Nogi, T. Matsuura, M. Hikita, K. Handa, Adv. Mater., 17, 153-155 (2005).
• A. N. Nakagaito, H. Yano, Appl. Phys., A80, 155-159 (2005).

タイトルに関連する用語 (7件)： 表面処理 ,  炭酸カルシウム ,  微粒子 ,  コート ,  セルロース粉末 ,  作製 ,  性質