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J-GLOBAL ID:201602284941150282   整理番号:16A1348620

高圧ねじりを受けた生物医学用Co-Cr-Mo合金の微細構造の発達と機械特性

Microstructural evolution and mechanical properties of biomedical Co-Cr-Mo alloy subjected to high-pressure torsion
著者 (10件):
資料名:
巻: 59  ページ: 226-235  発行年: 2016年06月 
JST資料番号: W2351A  ISSN: 1751-6161  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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高圧ねじり(HPT)による強い塑性変形が生物医学用Co-Cr-Mo(CCM)合金の微細構造と引張特性に及ぼす影響を調べた。微細構造をHPT加工時の捩り回転数Nと等価歪ε<sub>eq</sub>の関数として調べた。電子後方散乱回折分析(EBSD)から,歪み誘発マルテンサイト転移がHPT処理により起こることを示した。粒径はε<sub>eq</sub>の上昇に伴い小さくなり,HPT加工前のCCM合金の平均粒径は70μmであるのに対してε<sub>eq</sub>=45のHPT処理合金(CCM<sub>HPT</sub>)の平均粒径は47nmであった。εeq<45ではCCMHPT試料に見られた低角度の誤配向との不鮮明な波打ち粒子境界は,ε<sub>eq</sub>=45のHPT処理後には高角度誤配向とのより鮮明な粒子境界になった。EBSDから得たKernel平均誤配向(KAM)マップから,粒内のKAMがε<sub>eq</sub><45の時はε<sub>eq</sub>とともに増加し,それからε<sub>eq</sub>=45で低下することが分かった。CCM<sub>HPT</sub>試料のε(hcp)相の体積分率はε<sub>eq</sub>=9で若干増加し,ε<sub>eq</sub>=45で低下した。更にCCM<sub>HPT</sub>試料の強度はε<sub>eq</sub>=9で若干増加し,ε<sub>eq</sub>=45で低下した。この強度の低下はHPTによりε<sub>eq</sub>=45で処理したCCM<sub>HPT</sub>中でのε相の体積分率の減少,転位の消滅および歪みの減少によるものである。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
分類
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医用素材  ,  金属の機械的性質  ,  金属の結晶構造  ,  変態組織,加工組織 

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