文献
J-GLOBAL ID:201602285431153270   整理番号:16A0867874

強震データの運動学的波形インバージョンから推定された2016年熊本地震系列の前震と本震の震源破壊過程

Source rupture processes of the foreshock and mainshock in the 2016 Kumamoto earthquake sequence estimated from the kinematic waveform inversion of strong motion data
著者 (2件):
資料名:
巻: 68  号: Aug  ページ: 68:147 (WEB ONLY)  発行年: 2016年08月 
JST資料番号: U0519A  ISSN: 1880-5981  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
2016熊本地震の系列は,日本の九州中央部,日奈久断層の北部に沿って発生したMJMA6.5の前震で始まり,MJMA7.3の本震が,前震後わずか28時間で発生した。筆者らは,強震データに運動学的波形インバージョン技法を用いて前震と本震の震源過程を分析した。前震は,日奈久断層の北部に沿ってほぼ鉛直な断層面上で発生した右横ずれ滑りによって特徴付けられ,それは2個の大滑り域を有しており,1個は震源の近くであり,他の1個は浅部にあった。本震の破壊は,日奈久断層の北部に沿った北西傾斜の断層面の深い部分から始まり,その後布田川断層へと転移し続けた。有意な滑りのほとんどは布田川断層で発生し,日奈久断層の浅部も比較的大きな滑りを有していた。布田川断層に沿った最も浅い小断層上の滑り量は約1~4mであり,この地震に関連した地表破壊の出現と一致した。日奈久断層に沿う断層セグメントでは右横ずれ滑りが卓越するが,ただし正断層成分が布田川断層に沿う断層セグメント上で大きな寄与を持つと推定された。2点の断層近傍強震動観測局で記録された大きな断層に平行な変位が,本震時の断層滑り履歴の時空間パターンと一致した。前震と本震の破壊領域間の空間的関係は,この領域における複雑な断層構造を意味する。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
地震の物理的性質  ,  地質構造・テクトニクス 
引用文献 (33件):

前のページに戻る