抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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一般家庭では節水型機器の導入や節水行動をとるライフスタイルが定着しつつある。家庭洗濯でも節水が積極的にすすめられている。また,洗濯で重要なのは,衣類の損傷をできるだけ抑えて汚れを除去することであるが,近年,洗浄力の低下や染料の移染,布の損傷が問題になっており,その原因として過度な節水等が指摘されている。そこで,本研究では,超音波洗浄の基本的情報を得るために周波数38および130kHzの市販超音波洗浄機を用い,水溶液中で超音波洗浄を行い,周波数,洗浄液組成,照射方向の効果を調べた。その結果,フィルムからのカーボンブラックの洗浄率は,同じ超音波出力では38kHzの方が高かった。布洗浄では,NaOHとドデシル硫酸ナトリウムの添加効果が認められた。汚染布の洗浄率は,超音波の照射方向に依存し,底面から布面に対して垂直に超音波照射した場合に,洗浄の機械力として効果的に働くことが分った。しかしながら,洗浄ムラの照射方向依存性は認められなかった。