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J-GLOBAL ID：201602289519212563   整理番号：16A1297579

焼成籾殻中の脆性炭化物を利用した非晶質シリカ微粒子の生成プロセス

Refining Process of Amorphous Silica Particle Originated from Rice Husks Via Brittle Carbides Formation in Combustion

著者 (3件)： 梅田純子 (大阪大 接合科研) ,  藤井寛子 (大阪大 接合科研) ,  近藤勝義 (大阪大 接合科研)
資料名： スマートプロセス学会誌  (Journal of Smart Processing - for Materials, Environment & Energy -)
巻： 5  号： 6  ページ： 365-372  発行年： 2016年11月20日 
JST資料番号： F0907C  ISSN： 2186-702X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 米の副産物である籾殻から高純度シリカ微粒子を短時間で生成可能とするための焼成工程と粉砕工程の適正化のための実験を行った。籾殻を無酸素条件下で,100~600°Cの温度域で焼成し固形炭化物の残留量を測定し,粉砕工程によるシリカ粒子の粒径の微細化を調べた。450~600°Cで焼成した場合,残留固形炭化物が非晶質シリカと層状に残存した。炭化物含有量の増加にともない粉砕後の試料の粒子径は減少した。微細シリカ粒子を作製する際の加工時間は,固形炭化物の残留により1/10に削減可能であった。1次試料から高純度かつ非晶質構造を有するシリカ微粒子を抽出する2次焼成条件を750~850°Cと結論した。

シソーラス用語： *籾殻 ,  *炭化物 ,  脆性 ,  *二酸化ケイ素 ,  非晶質 ,  微粒子 ,  焼成 ,  加熱温度 ,  粉砕 ,  酸素 ,  雰囲気 ,  残留炭素 ,  粒径 ,  多層構造 ,  加工時間 ,  *農業廃棄物 ,  資源再生

分類 (2件)： 農業廃棄物の利用  (FB07050I) ,  セラミック・陶磁器の製造  (YC03020V)

引用文献 (23件)：

• Food and Agricultural Organization (FAO), Statistical Pocketbook 2015 World Food and Agriculture, 2015.
• Rice Almanac 4th edition, International Rice Research Institute, 2013.
• S. C. Bhattacharyya: Viability of off-grid electricity supply using rice husk: A case study from South Asia, Biomass and Bioenergy 68 (2014) 44-54.
• N. Ueasin, S. Liao and A. Wongchai: The Technical Efficiency of Rice Husk Power Generation in Thailand: Comparing Data Envelopment Analysis and Stochastic Frontier Analysis, Energy Procedia, 75 (2015) 2757 - 2763.
• 平成24 年度廃棄物の広域移動対策検討調査及び廃棄物等循環利用量実態調査報告書、2013.

タイトルに関連する用語 (7件)： 焼成 ,  籾殻 ,  脆性 ,  炭化物 ,  非晶質 ,  シリカ微粒子 ,  プロセス