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J-GLOBAL ID：201602290356784124   整理番号：16A0457940

拡充期の東京帝国大学理学部附属日光植物分園におけるロックガーデンの整備について

The rock garden of the Nikko botanical gardens attached to Tokyo Imperial University Faculty of Science in the expansion period

著者 (1件)： 西村公宏 (茨城県 土木部)
資料名： ランドスケープ研究  (日本造園学会誌)
巻： 79  号： 5  ページ： 443-448  発行年： 2016年03月31日 
JST資料番号： F0408A  ISSN： 1340-8984  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 明治35年創設の日光分園の明治44年から昭和20年までを拡充期と位置づけ,創設期に実現したロックガーデンの意匠や整備意図が,拡充期においてどのように展開したか明らかにした。ロックガーデンの設計は草野俊助と望月直義が担当し,築山置石ながら高山の様子を再現する樹木,草花を配した。昭和初期には記念碑,芝生,ロックガーデンから成る,大正天皇行幸記念園が整備された。さらに,昭和9年からは大谷川沿いにロックガーデンが新設され,イギリスのロックガーデンの影響を受けて,植物園の庭園としての意匠を担うものとなった。

シソーラス用語： 栃木県 ,  *植物園 ,  空間構成 ,  *経時変化 ,  *庭 ,  岩石 ,  大学 ,  高山植物 ,  意匠
準シソーラス用語： 理学部附属日光植物分園 ,  *ロックガーデン ,  東京帝国大学

分類 (1件)： 公園,造園,緑化  (RD04020Y)

引用文献 (23件)：

• 1) 「官報」の表記では「東京帝國大學理學部附屬植物園日光分園」であるが,例えば正門の「絵葉書」にも「東京帝國大學理學部附屬日光植物分園」とあるので,本稿もこれに依った。なお,東京帝国大学理科大学が東京帝国大学理学部となるのは,大正8(1919)年2 月6 日からであるが,本稿では,明治44(1911)年から大正8(1919)年までの期間も考察の対象に含めるものとする。
• 2) 日光市史編さん委員会(1979):日光市史 下巻:日光市,340-356
• 3) 西村公宏(2015):創設期の東京帝国大学附属植物園日光分園におけるロックガーデンの整備について:ランドスケープ研究78(5),449-454
• 4) 久保田秀夫(1969):東大植物園日光分園:遺伝23(11),70-74
• 5) 松村義敏(1948):日光植物園と高山植物:東亜植物學會,添付図 栃木県立博物館所蔵

タイトルに関連する用語 (8件)： 東京 ,  帝国 ,  大学 ,  日光 ,  植物 ,  ロック ,  ガーデン ,  整備