特許
J-GLOBAL ID:201603000098023896

高速断続切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆切削工具

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 影山 秀一 ,  三宅 正之 ,  倉地 保幸 ,  富田 和夫
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-234731
公開番号(公開出願番号):特開2014-083638
特許番号:特許第5995076号
出願日: 2012年10月24日
公開日(公表日): 2014年05月12日
請求項(抜粋):
【請求項1】 炭化タングステン基超硬合金、炭窒化チタン基サーメットまたは立方晶窒化ホウ素基超高圧焼結体のいずれかで構成された基体の表面に、平均層厚1〜20μmのTiとAlとBとCとNの複合化合物からなる層を少なくとも含む硬質被覆層を化学蒸着法で被覆形成した表面被覆切削工具であって、 (a)上記TiとAlとBとCとNの複合化合物からなる層は、平均粒子幅が0.1〜2μm、かつ、平均アスペクト比が5以上であり、さらに、組成式:Ti100-(a+b+c+d)AlaBbCcNd で表した場合、30≦a≦50、0<b<1、0.05≦c≦0.5、45≦d≦55(但し、a、b、c、dはいずれも原子%)を満足する平均組成を有する立方晶TiAlBCN粒と、該TiAlBCN粒の周囲に存在する平均厚み1〜10nmのTi硼化物粒から構成され、 (b)上記TiとAlとBとCとNの複合化合物からなる層の表面研磨面の上記TiAlBCN粒について、電子線後方散乱回折装置を用いて個々の結晶粒の結晶方位を解析した場合、工具基体表面の法線方向に対して、個々の結晶粒の結晶面である{112}面の法線がなす傾斜角を測定し、該測定傾斜角のうち、工具基体表面の法線方向に対して0〜45度の範囲内にある測定傾斜角を0.25度のピッチ毎に区分して各区分内に存在する度数を集計したとき、2〜12度の傾斜角区分内に最大ピークが存在するとともに、該2〜12度の傾斜角区分内に存在する度数の合計が、傾斜角度数分布における度数全体の45%以上の割合を示すことを特徴とする表面被覆切削工具。
IPC (2件):
B23B 27/14 ( 200 6.01) ,  C23C 16/36 ( 200 6.01)
FI (2件):
B23B 27/14 A ,  C23C 16/36
引用特許:
出願人引用 (5件)
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