特許
J-GLOBAL ID:201603001857625851

冷凍器を用いて極低温で磁場を印加するメスバウア分光システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): ▲吉▼川 俊雄
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-094247
公開番号(公開出願番号):特開2013-140130
特許番号:特許第6024174号
出願日: 2012年04月17日
公開日(公表日): 2013年07月18日
請求項(抜粋):
【請求項1】冷凍器を用いて極低温で磁場を印加するメスバウア分光システムにおいて、 電源部を介して電源の供給を受けて周期的な信号を発生し、メスバウア速度トランスデューサに送信するメスバウア駆動ユニットと、 前記メスバウア駆動ユニットから信号を受信することを開始点として一つの鋸歯状波形が生成されると、この波形を、積分回路を介して放物線波形にした後、この放物線波形を大きくし、強い電流信号を得るために増幅する機能と、前記増幅された信号をメスバウア速度トランスデューサの推進用コイルに印加すると、このコイルに垂直に作用する磁場によってコイルの中央に位置する銅製軸は周期的に等加速度運動をするものの、完全な等加速度運動は起こらないので、同じ銅製軸において推進用コイルの反対側にある誘導コイルに誘導された電気信号を負帰還(ネガティブ・フィードバック)して不均一な運動を打ち消す機能と、を有するメスバウア速度トランスデューサと、 前記メスバウア速度トランスデューサ内の銅製軸の一方の先端に取り付けられてγ線を発生するγ線発生源と、前記γ線を吸収する試料(吸収体)と、 前記試料に磁場を供給する超伝導磁石と、 前記試料の温度を極低温まで冷却する冷凍器と、 前記試料に共鳴吸収で透過されて信号を計数する比例計数器(検出器)と、 前記比例計数器からの電気的な信号(パルス電流)を増幅する増幅器と、 前記増幅器において増幅された信号を受信し、メスバウアプログラムを用いて、比例計数器のデータをチャネル別に蓄積するデータ取得モジュールと、 前記データ取得モジュールの蓄積された温度と磁場の変化値を含むデータを、メスバウアデータ分析プログラムを用いて、メスバウアスペクトルとして表示するコンピュータと、 を備える冷凍器を用いて極低温で磁場を印加するメスバウア分光システムであって、 前記増幅器は、低騒音前置増幅器(プレアンプ)とメイン前置増幅器を両方とも含み、 前記超伝導磁石はNbTi超伝導線材を用い、50KG(キロガウス)まで試料に磁場を印加することができ、超伝導磁石への外部の熱侵入を遮断し、熱を生じることなく大電流を流すために用いられる電流供給用の高温超伝導線として、70K以上の超伝導物質が用いられ、 前記試料の温度は、冷凍器により極低温まで冷却した後、試料管と試料ホルダーに取り付けられたヒーター及び温度調節器によって4.2Kから325Kまで調節されることを特徴とするメスバウア分光システム。
IPC (1件):
G01N 23/06 ( 200 6.01)
FI (1件):
G01N 23/06 320
引用特許:
出願人引用 (9件)
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審査官引用 (11件)
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引用文献:
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