特許
J-GLOBAL ID:201603003954181138
擁壁構造の補修方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件):
杉山 直人
, 白銀 博
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-110853
特許番号:特許第6002348号
出願日: 2016年06月02日
要約:
【課題】
補強土工法による擁壁構造において、擁壁構造の一部が補修を必要とする場合に、補修が必要な擁壁部分のみを補修することにより擁壁構造全体を健全な状態に戻すことができる擁壁構造の補修方法を提供すること。
【解決手段】
パネル状の複数の壁面材本体と、壁面材本体の裏面側に設けられた1又は複数の接続金具と、壁面材本体の裏面側に設けられた盛土層に挟み込まれ、接続金具と結合された補強材とからなる補強土工法により構築された擁壁構造の補修方法であって、補修すべき壁面材本体を除去し、同時に、接続金具と補強材の結合を解除すると共に接続金具を除去し、既存の補強材の端部と連結金具を結合し、連結孔を備えた補修用壁面材本体を設置すると共に、連結金具を連結孔に配置し、連結孔近傍に配置した張力付与金具と連結金具を結合し、補強材に張力を付与する構成の補修方法とした。
【選択図】図9
請求項(抜粋):
【請求項1】 パネル状の複数の壁面材本体と、
壁面材本体の裏面側に設けられた1又は複数の接続金具と、
壁面材本体の裏面側に設けられた盛土層に挟み込まれ、接続金具と結合された補強材とからなる補強土工法により構築された擁壁構造の補修方法であって、
(1)補修箇所に配置された1又は複数の壁面材本体を切断しつつ、又は破砕しつつ除去するステップ1と、
(2)ステップ1と同時に、接続金具と補強材の結合を解除すると共に接続金具を除去するステップ2と、
(3)既存の補強材の端部と新たに設置する連結金具を結合するステップ3と、
(4)連結金具が通過可能な連結孔を備えた1又は複数の補修用壁面材本体を補修箇所に設置すると共に、連結金具を連結孔に配置するステップ4と、
(5)連結孔内又は連結孔近傍に配置し、補修用壁面材本体に固定された張力付与金具と連結金具を結合するステップ5と、
(6)張力付与金具を介して、連結金具を壁面材本体の表面側に引く力を加えることにより、補強材に張力を付与するステップ6と、
からなることを特徴とする擁壁構造の補修方法。
IPC (2件):
E02D 17/18 ( 200 6.01)
, E02D 37/00 ( 200 6.01)
FI (2件):
E02D 17/18 A
, E02D 37/00
引用特許: