特許
J-GLOBAL ID:201603004730832717

酵素利用のマイクロカロリメータ

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2015-052807
公開番号(公開出願番号):特開2016-173273
出願日: 2015年03月17日
公開日(公表日): 2016年09月29日
要約:
【課題】生体由来物質であるグルコースや乳酸などの基質としての特定試料成分の血液、尿などの体液中の量を簡便に計測するセンサを提供する。【解決手段】基板1から熱分離した薄膜10に、第1の温度センサ20Aと第2温度センサ20Bおよび反応部6を搭載し、注入された被検出液体試料が、薄膜10に設けてある密閉構造のマイクロチャネル17を通って反応部6に到達し、特定試料成分が、反応部6に固定したその特定試料対応物質4の酵素と接触した時の熱反応の発熱量を、第1の温度センサ20Aと第2の温度センサ20Bとの差動出力を利用して、体液中の特定試料成分の量に関する情報を得る。各種の酵素もしくは基質を複数の独立の各薄膜10の反応部6に固定してアレー化し、一回の体液注入により、同時に各種の生体由来物質を検出する。また、洗浄して何回も使用できるようにする。【選択図】図1
請求項(抜粋):
基板から熱分離した薄膜に、第1の温度センサが形成されてあり、該第1の温度センサは、前記薄膜の反応部、もしくはその近傍に配置していること、該反応部に特定試料成分対応物質が固定されていること、前記基板と前記第1の温度センサおよび反応部に連通する被検出液体試料が通るマイクロチャンネルが前記薄膜に形成されていること、特定試料成分を含む被検出液体試料が、前記特定試料成分対応物質と、互いに接触したとき、基質と酵素との接触反応に基づく反応熱作用のために温度上昇し、該温度上昇分を第1の温度センサの出力として取り出すようにしたこと、被検出液体試料がマイクロチャンネル内から蒸発しないように、少なくとも基板から熱分離した前記薄膜領域は密閉構造にしたこと、を特徴とするマイクロカロリメータ。
IPC (2件):
G01N 25/22 ,  G01N 37/00
FI (2件):
G01N25/22 ,  G01N37/00 101
Fターム (11件):
2G040AB14 ,  2G040AB18 ,  2G040BA02 ,  2G040BA24 ,  2G040CA02 ,  2G040CA13 ,  2G040CA22 ,  2G040CB04 ,  2G040DA03 ,  2G040FA01 ,  2G040FA04
引用特許:
出願人引用 (3件) 審査官引用 (3件)

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