特許
J-GLOBAL ID:201603006357774950

プレフィルドシリンジの製造方法及びプレフィルドシリンジ製造装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (5件): 千葉 剛宏 ,  宮寺 利幸 ,  大内 秀治 ,  仲宗根 康晴 ,  坂井 志郎
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2015-515761
特許番号:特許第5973066号
出願日: 2013年05月10日
請求項(抜粋):
【請求項1】 筒先部及び基端開口部が設けられた外筒と、前記筒先部を封止するキャップと、前記外筒内に充填された薬液と、前記外筒内を摺動可能なガスケットと、を備えるプレフィルドシリンジの製造方法であって、 前記ガスケットは、前記ガスケットの外周面と前記外筒の内周面との間に液体潤滑剤が存在していないことによって前記外筒の内周面に直接接触し、前記外筒に対する前記ガスケットの摺動抵抗は、前記外筒の内周面と前記ガスケットの外周面との間に液体潤滑剤が存在していると仮定した場合の前記外筒に対する前記ガスケットの摺動抵抗よりも高く、 前記製造方法は、 (a)前記筒先部が前記キャップで封止されるとともに前記筒先部が下になる姿勢で前記外筒内に所定量の前記薬液が充填されたシリンジ組立体を保持すること、 (b)前記(a)によって保持された前記シリンジ組立体の前記外筒内を設定圧力まで減圧すること、 (c)内部が前記設定圧力に減圧された前記外筒の前記基端開口部を前記ガスケットで封止し、これにより前記ガスケットを封止位置に配置すること、及び、 (d)前記(c)の後、前記封止位置から、前記封止位置よりも前記筒先部側の位置であって前記ガスケットの先端面が前記薬液の液面から所定距離だけ離間する位置である挿入位置まで前記ガスケットを移動させる過程の少なくとも一部において、大気圧を利用して前記ガスケットを移動させる場合の速度よりも速い速度で、前記筒先部側に向かって、前記外筒内での液密な摺動を伴って前記ガスケットを押し込むこと、を含み、 前記挿入位置で、前記薬液の液面と前記ガスケットの先端面との間の空間内の圧力が大気圧と略等しく、 前記設定圧力は、前記外筒の前記基端開口部から挿入された前記ガスケットが前記外筒の内周面との間に最初に液密なシールを形成する位置から前記薬液の前記液面までの距離をL、前記挿入位置における前記ガスケットと前記外筒の前記内周面との間に液密なシールが形成される最先端位置から前記薬液の前記液面までの距離をS、前記設定圧力をPとしたときの下記の式(1)により求められた圧力であり、 P=(S/L)×760mmHg...(1) 前記(d)では、前記ガスケットを50mm/分以上の速度で前記外筒内に押し込む、 ことを特徴とするプレフィルドシリンジの製造方法。
IPC (1件):
A61M 5/28 ( 200 6.01)
FI (1件):
A61M 5/28
引用特許:
審査官引用 (2件)

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