特許
J-GLOBAL ID:201603009163321783

MALDIおよびFTイオンサイクロトロン共鳴質量分析を用いた石油飽和物の特徴づけ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 鮫島 睦 ,  田村 恭生 ,  吉田 環
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2015-547394
公開番号(公開出願番号):特表2016-503884
出願日: 2013年11月27日
公開日(公表日): 2016年02月08日
要約:
1000°F(538°C)以上の沸点を有する化合物を含む石油または炭化水素試料の飽和物部分を特徴付けるための方法は、レーザー脱離イオン化(LDI)を使用して石油飽和物を気相に脱離および気化させることを含む。Ag+などのソフトルイス酸の存在下でフラグメンテーションを妨げるために行われるイオン化の後、高分解能フーリエ変換イオンサイクロトロン共鳴質量分析を用いて飽和化合物のカチオンを検出することができる。イオン化した飽和化合物から得られる質量スペクトルは、次に、規定の信号/ノイズの閾値を超える強度を有するピークを示すあらゆる「検出」された質量に分子式を帰属させることによって特徴付けられる。分子の帰属を行った後、帰属されたそれぞれの分子の存在量を、質量スペクトル中のピークの信号の大きさに基づいて決定することができる。次に、帰属された分子およびその対応する存在量を種々の要因に基づいてグループ分けすることができる。
請求項(抜粋):
炭化水素試料を特徴付けるための方法であって、 少なくとも約90重量%の飽和化合物を含む炭化水素試料を得ることと、 ソフトルイス酸の存在下でレーザー脱離イオン化によって飽和物-イオン付加物を形成することと、 少なくとも約10,000の分解能を有する質量分析を用いて前記飽和物-イオン付加物を検出することであって、前記検出された飽和物-イオン付加物が、正確な質量およびそれに対応する質量の強度を含む質量スペクトルを含むことと、 約0.150〜約0.400の間のKendrick質量欠損の値が維持されるように、Kendrick質量欠損の値に基づいて、前記検出された飽和物-イオン付加物を選択することと、 前記質量スペクトル中の前記選択された飽和物-イオン付加物に分子式を帰属させることと、 前記飽和物-イオン付加物の強度に基づいて石油または炭化水素試料中の化合物の重量パーセントの値を求めることと を含む、方法。
IPC (1件):
G01N 27/62
FI (1件):
G01N27/62 V
Fターム (5件):
2G041CA01 ,  2G041DA04 ,  2G041EA04 ,  2G041FA07 ,  2G041GA05
引用特許:
審査官引用 (2件)
引用文献:
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