特許
J-GLOBAL ID:201603011261299057

微小流体サンプルを処理するための一体化システム及びその使用方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (5件): 小野 新次郎 ,  小林 泰 ,  竹内 茂雄 ,  山本 修 ,  上田 忠
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-086245
公開番号(公開出願番号):特開2016-154559
出願日: 2016年04月22日
公開日(公表日): 2016年09月01日
要約:
【課題】ポリヌクレオチド含有サンプルを処理するための効率的な微小流体用デバイスを提供する。【解決手段】微小流体用デバイスは、複数のPCR反応室と、これらPCR反応室との間で流体が移動可能な複数の入口(202等)並びに複数の出口(236等)と、入口及び出口とPCR反応室とを遮断するための微小流体用の複数のバルブ(206等)とを備えている。これらバルブによる遮断によって、PCR反応室から及びこれらPCR反応室への液体の移動を阻止することができる。複数のPCR反応室、複数の入口、複数の出口、複数のバルブは、1つの基板上に構成されている。【選択図】図10
請求項(抜粋):
微小流体用基板を有する微小流体カートリッジであって、該微小流体用基板は、 第1の微小流体ネットワークであって、 第1の反応室と、 前記微小流体用基板の表面に形成されて該微小流体用基板上に第1のサンプルを導入するための第1の入口ポートと、 前記第1の入口ポートから前記第1の反応室に通ずる第1のチャネルと、 感熱応答物質を含み、該感熱応答物質で前記第1のチャネルを封止することにより前記第1の反応室を前記第1の入口ポートから隔離するよう構成されている微小流体用の第1の熱作動バルブと、 前記第1の反応室との間で流体が移動可能な第1の出口と、 前記第1の反応室から前記第1の出口に通ずる第2のチャネルと、 感熱応答物質を含み、該感熱応答物質で前記第2のチャネルを封止することにより前記第1の反応室を前記第1の出口から隔離するよう構成されている微小流体用の第2の熱作動バルブと、 を備えた第1の微小流体ネットワークと、 前記第1の微小流体ネットワークから独立した第2の微小流体ネットワークであって、 第2の反応室と、 前記微小流体用基板の表面に形成されて該微小流体用基板上に前記第1のサンプルとは異なる第2のサンプルを導入するための第2の入口ポートであって、前記微小流体用基板の表面上で前記第1の入口ポートと空間的に分離された第2の入口ポートと、 前記第2の入口ポートから前記第2の反応室に通ずる第3のチャネルと、 感熱応答物質を含み、該感熱応答物質で前記第3のチャネルを封止することにより前記第2の反応室を前記第2の入口ポートから隔離するよう構成されている微小流体用の第3の熱作動バルブと、 前記第2の反応室との間で流体が移動可能な第2の出口と、 前記第2の反応室から前記第2の出口に通ずる第4のチャネルと、 感熱応答物質を含み、該感熱応答物質で前記第4のチャネルを封止することにより前記第2の反応室を前記第2の出口から隔離するよう構成されている微小流体用の第4の熱作動バルブと、 を備えた第2の微小流体ネットワークと、 を備え、 前記微小流体用の第1の熱作動バルブ、第2の熱作動バルブ、第3の熱作動バルブ、及び第4の熱作動バルブは、選択的に且つ独立に加熱されて前記第1の反応室中の前記第1のサンプルと前記第2の反応室中の前記第2のサンプルとを隔離し、 第1及び第2の入力ポート、第1及び第2の出口、及び前記微小流体用の第1〜第4の熱作動バルブは、全て微小流体用基板内に形成されている、 ことを特徴とする微小流体カートリッジ。
IPC (2件):
C12M 1/00 ,  B81B 7/02
FI (2件):
C12M1/00 A ,  B81B7/02
引用特許:
審査官引用 (1件)

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