特許
J-GLOBAL ID:201603012406571440
土壌中放射性物質深度分布推定法
発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2014-170494
公開番号(公開出願番号):特開2016-045124
出願日: 2014年08月25日
公開日(公表日): 2016年04月04日
要約:
【課題】実際に土をサンプリングすることなく、土壌中の放射性物質の深さ方向の分布を推定できる推定法を提供する。【解決手段】予めシミュレーション計算により、土壌中のある深度にのみ放射性物質が分布する場合(「不均一分布」)と、土壌中のある深度まで一様に放射性物質が分布する場合(「一様分布」)について、地表面に届く光子の低エネルギー、中間エネルギー、高エネルギーの3成分の光子数の比率を求め、求めた比率を用いてグラフに表した不均一分布の検量線と、一様分布の検量線を作成しておき、次に、被測定対象の土壌の地表面に光子スペクトロメータを設置し土壌からくる放射線を計測し、得られた低エネルギー、中間エネルギー、高エネルギーの3成分の光子数の比率を求め、予め求めていた2つの検量線とのマッチングにより土壌中の放射性物質の深度分布を推定する。【選択図】図2
請求項(抜粋):
予めシミュレーション計算により、土壌中のある深度にのみ放射性物質が分布する場合(以下これを「不均一分布」という)と、土壌中のある深度まで一様に放射性物質が分布する場合(以下これを「一様分布」という)について、地表面に届く光子の低エネルギー、中間エネルギー、高エネルギーの3成分の光子数の比率をもとめ、一方の軸を光子数の比率「低エネルギー/中間エネルギー」とし、他方の軸を光子数の比率「(高エネルギー+中間エネルギー)/低エネルギー」としたグラフに不均一分布の検量線と、一様分布の検量線をそれぞれの検量線に沿って深度数値を付して作成しておき、
次に、被測定対象の土壌の地表面に光子スペクトロメータを設置し土壌からくる放射線を計測して得られた光スペクトルから、低エネルギー、中間エネルギー、高エネルギーの3成分の光子数の比率として「低エネルギー/中間エネルギー」および「(高エネルギー+中間エネルギー)/低エネルギー」を求め、予めシミュレーション計算により求めていた前記不均一分布の検量線と前記一様分布の検量線のどちらにマッチングするかを求めることにより土壌中の放射性物質の深度分布を推定することを特徴とする放射性物質深度分布推定法。
IPC (6件):
G01T 1/16
, G21F 9/28
, G21F 9/00
, G01T 1/169
, G01T 1/17
, G01T 1/36
FI (6件):
G01T1/16 A
, G21F9/28 Z
, G21F9/00 Z
, G01T1/169 A
, G01T1/17 H
, G01T1/36 D
Fターム (6件):
2G188AA08
, 2G188BB04
, 2G188BB15
, 2G188BB18
, 2G188EE25
, 2G188FF04
引用特許:
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