特許
J-GLOBAL ID:201603013645807125

ドア、シャッタまたはこれらに類似するもののヒンジ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人広江アソシエイツ特許事務所
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2014-503265
特許番号:特許第6033840号
出願日: 2012年04月05日
請求項(抜粋):
【請求項1】 定置式支持構造体(S)に固定される、ドア、シャッタまたはこれらに類似するもの等の閉鎖要素(D)を回転可能に動かし、および/または、制御するためのヒンジ装置であって、当該ヒンジ装置は、 前記定置式支持構造体(S)に固定可能な固定要素(11)と、 前記閉鎖要素(D)に固定される可動要素(10)であって、開放位置と閉鎖位置との間で第1の長手軸(X)を中心として回転するように前記固定要素(11)と相互に連結される可動要素(10)と、 前記可動要素(10)の前記閉鎖位置および前記開放位置のうちの一方に対応する圧縮端位置と、前記可動要素(10)の前記閉鎖位置および前記開放位置のうちのもう一方に対応する伸長端位置との間を、第2の軸(Y)に沿ってスライド可能に動くことができる少なくとも1つのスライダ(20)であって、前記第1の軸(X)および前記第2の軸(Y)は相互に一致していて単一の軸を形成する、少なくとも1つのスライダ(20)と、 前記少なくとも1つのスライダ(20)に作用して、これを前記圧縮端位置および伸長端位置のうちの一方から、前記圧縮端位置および伸長端位置のうちのもう一方へ向かって自動的に戻すための反作用性弾性手段(50)であって、前記第2の軸(Y)に沿って最大伸長位置と最小伸長位置との間をスライド可能に動くように構成される、反作用性弾性手段(50)と、 を含み、 前記可動要素(10)および前記固定要素(11)のうちの一方は、前記第2の長手軸(Y)を画定し、かつ、前記少なくとも1つのスライダ(20)をスライド可能に収容する少なくとも1つの動作チャンバ(30)を含む略箱状のヒンジ本体(31)を備え、前記可動要素(10)および前記固定要素(11)のうちのもう一方は、前記第1の軸(X)を画定するピボット(40)を含み、前記ピボット(40)および前記少なくとも1つのスライダ(20)は、前記第1の軸(X)を中心とする前記可動要素(10)の回転が前記第2の軸(Y)に沿った前記少なくとも1つのスライダ(20)のスライドに対応し、かつ逆もまた同様であるようにして相互に結合され、前記ピボット(40)および前記少なくとも1つのスライダ(20)は、互いに入れ子状に伸縮自在に連結され、前記ピボット(40)は、前記少なくとも1つのスライダ(20)の少なくとも一部分を内部に収容するための管状本体を含み、 前記ピボット(40)は、前記第1および/または第2の軸(X、Y)周りに形成される少なくとも1つの螺旋部分(44’、44’’)を含む180 ゚の角度で離間した少なくとも1対の溝(43’、43’’)を有する円筒部分(42)を有し、前記溝(43’、43’’)は、前記円筒部分(42)を通る単一のガイド要素(46)を画定するために互いに連通し、 前記スライダ(20)は、前記第1および/または第2の軸(X、Y)に略垂直な第3の軸(Z)を画定する第1のピン(25)を備える少なくとも1つの第1の端(22)を有する細長い本体(21)を含み、前記第1のピン(25)は、前記円筒部分(42)と前記細長い本体(21)とが相互に係合できるように、前記単一のガイド要素(46)内部をスライドさせて挿入され、 前記少なくとも1つのスライダ(20)の前記細長い本体(21)は、前記少なくとも1つのスライダ(20)の前記圧縮端位置に対応する、前記ピボット(40)の前記円筒部分(42)に近位する位置と、前記スライダ(20)の前記伸長端位置に対応する、前記ピボット(40)の前記円筒部分(42)から遠位の位置との間をスライド可能に動く第2の端(23)を含み、前記少なくとも1つのスライダ(20)が前記伸長端位置に位置しているときに前記反作用性弾性手段(50)が前記最大伸長位置に位置しているよう、前記反作用性弾性手段(50)は、前記ピボット(40)の前記円筒部分(42)と前記少なくとも1つのスライダ(20)の前記第2の端(23)との間に配置され、 前記ピボット(40)の前記管状本体は、前記単一のガイド要素(46)を含み、前記少なくとも1つのスライダ(20)の前記少なくとも一部分は、前記単一のガイド要素(46)と相互に連結される前記第1の端(22)を含み、 前記少なくとも1つのスライダ(20)は、前記第2の軸(Y)に沿って前記少なくとも1つの動作チャンバ(30)内へ移動可能なプランジャ要素(60)を含み、前記少なくとも1つの動作チャンバ(30)は、前記プランジャ要素(60)に作用してその動作に液圧で対抗する作動流体を含み、 前記プランジャ要素(60)は、前記少なくとも1つの動作チャンバ(30)を、互いに流体連通し、かつ、場合によっては相互に隣接する少なくとも1つの第1および第2の可変容積区画(36’、36’’)に分離するように構成されるプッシングヘッド(61)を含み、 前記プランジャ要素(60)の前記プッシングヘッド(61)は、貫通開口(62)を有しており、当該貫通開口(62)は、前記閉鎖要素(D)開放中および閉鎖中の一方で前記作動流体が前記第1の区画(36’)と前記第2の区画(36’’)との間を通ることを可能にし、かつ、前記同一の閉鎖要素(D)の開放中および閉鎖中のもう一方でその逆流を防止するために、前記第1および第2の可変容積区画(36’、36’’)と、前記貫通開口(62)と相互作用するバルブ手段(63)とを流体連通させるものであり、前記同一の閉鎖要素(D)の開放中および閉鎖中のもう一方で、前記第1の区画(36’)と前記第2の区画(36’’)との間の前記作動流体の逆流を制御するための液圧回路(80)が提供されており、 前記プランジャ要素(60)は、前記少なくとも1つの動作チャンバ(30)に密接して挿入され、前記略箱状のヒンジ本体(31)は、少なくとも部分的に前記液圧回路(80)を含み、前記液圧回路(80)は、前記第2の区画(36’’)内に存在する前記作動流体用の少なくとも1つの開口(38)と、少なくとも1つの第1の開口(39’)と、前記第1の区画(36’)内の第2の開口(39’’)と、を有し、 前記少なくとも1つの動作チャンバ(30)内に密接に収容される前記プランジャ要素(60)は、前記プランジャ要素(60)と一体でスライドする円筒形背面部分(64)を含み、前記プランジャ要素(60)の前記円筒形背面部分(64)は、前記可動要素(10)が前記固定要素(11)に近接している場合に前記閉鎖位置へ向けて前記閉鎖要素(D)にラッチ作用を与えるために、前記プランジャ要素(60)の全体ストロークの間は前記第1の出口(39’)から流体的に分離されたままであり、前記ストロークの初期部分では前記第2の出口(39’’)と流体的に連結されたままで、かつ、前記ストロークの最終の第2の部分では前記第2の出口(39’’)から流体的に分離されるように、前記液圧回路(80)の前記第1および第2の出口(39’、39’’)と離間された関係にあり、 前記略箱状のヒンジ本体(31)は、前記液圧回路(80)の前記第1の出口(39’)と相互作用する第1の端(72’)と、前記閉鎖要素(D)の閉鎖中に前記第2の区画(36’’)から前記第1の区画(36’)への前記作動流体の流速を調整すべく外側からユーザによって操作可能な第2の端(72’’)と、を有する少なくとも1つの第1の調整ねじ(71)を備えており、 前記略箱状のヒンジ本体(31)は、前記液圧回路(80)の前記第2の出口(39’’)と相互作用する第1の端(73’)と、前記閉鎖要素(D)が前記閉鎖位置へ向けてラッチする力を調整すべく外側からユーザによって操作可能な第2の端(73’’)と、を有する第2の調整ねじ(70)をさらに備えている、 ヒンジ装置。
IPC (2件):
E05F 1/12 ( 200 6.01) ,  E05F 3/20 ( 200 6.01)
FI (2件):
E05F 1/12 ,  E05F 3/20 A
引用特許:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (2件)

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