特許
J-GLOBAL ID:201603014504522824

使用済燃料プールの代替受動的冷却システムおよび方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 市位 嘉宏
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2015-556006
公開番号(公開出願番号):特表2016-505158
出願日: 2013年12月18日
公開日(公表日): 2016年02月18日
要約:
本発明は、全交流電源喪失事象のようなサイト内およびサイト外電源が存在しない状況で原子力発電所の使用済燃料プールを冷却する受動的冷却システムおよび方法に関する。当該システムは、使用済燃料プールの周囲に沿って形成されたギャップ、ヒートシンク、1つ以上の熱伝導性部材、水を移送する水供給システムであって、当該ギャップの少なくとも一部を水で満たし、当該使用済燃料プールで発生した熱を当該ギャップを介して当該少なくとも1つの熱伝導性部材に伝え、熱を当該ヒートシンクに運ぶための水供給システム、ならびに当該水供給システムを有効および無効にするための熱スイッチ機構を含む。本発明の使用済燃料プール受動的冷却システムおよび方法は、特に、使用済燃料プール能動的冷却システムが利用できないか、または運転できない場合に有用である。
請求項(抜粋):
サイト内およびサイト外電源が存在しない状況で原子力発電所の使用済燃料プール(5’)を冷却するための受動的冷却システム(1)であって、当該システムは、 当該使用済燃料プール(5’)の周囲の少なくとも一部に沿って形成され、第1の側面(9)と第2の側面(11)とを有するギャップ(7)、 ヒートシンク(23)、 第1の端部(17)が当該ギャップ(7)の当該第2の側面(11)に接続され、第2の端部(19)が当該ヒートシンク(23)に接続され、当該ギャップ(7)から当該ヒートシンク(23)へ熱を運ぶように構成された1つ以上の熱伝導性部材(15)、 給水源(26)と、第1の端部が当該給水源(26)に接続され、第2の端部が当該ギャップ(7)に接続された吐出しヘッダー(27)とから成る水供給システム(25’,25”)、ならびに 有効位置と無効位置とを有し、当該有効位置にある時は当該水供給システム(25’、25”)から水を当該ギャップ(7)に移送するように、また、当該無効位置にある時は水供給システムの水の当該ギャップ(7)への放出を阻止するように構成された熱スイッチ(34)機構 から成り、 当該熱スイッチ(34)機構が有効位置にある時は、当該使用済燃料プール(5’)で発生する熱が当該ギャップ(7)に伝導し、さらに1つ以上の熱伝導性部材(15)を介してヒートシンク(23)へ運ばれることを特徴とする、 受動的冷却システム(1)。
IPC (2件):
G21C 19/07 ,  G21D 3/04
FI (2件):
G21C19/06 L ,  G21D3/04 Q
引用特許:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (2件)

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