特許
J-GLOBAL ID:201603018337378371

気泡塔型スラリー床反応器のスタートアップ方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 志賀 正武 ,  高橋 詔男 ,  棚井 澄雄 ,  増井 裕士
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-074757
公開番号(公開出願番号):特開2013-203889
特許番号:特許第5869397号
出願日: 2012年03月28日
公開日(公表日): 2013年10月07日
請求項(抜粋):
【請求項1】 フィッシャー・トロプシュ合成反応にて炭化水素を製造する気泡塔型スラリー床反応器のスタートアップ方法であって、 硫黄分と芳香族分とがそれぞれ1質量ppm以下で、5%留出温度が120〜270°Cで95%留出温度が330〜650°Cの炭化水素油であるスラリー調製用油にフィッシャー・トロプシュ合成反応触媒を懸濁させたスラリーを前記反応器内に充填し、該反応器内に充填したスラリー中の炭化水素油のうち、沸点が300°C以上の成分からなる重質油分が占める体積が、前記反応器内に設置された最下部の除熱管の最下端以下の該反応器内の空間容積に対する体積比で50%以上となるように、 かつ、前記反応器内のスラリーの液面の高さが、該反応器内の液体の飛沫が反応器上部の出口から流出する気体に同伴され始める高さより低くなるように充填する第1工程と、 前記反応器中に充填した前記スラリー中に、水素と一酸化炭素とを主とする合成ガスを導入した状態で、前記反応器の反応温度を上げていき、フィッシャー・トロプシュ合成反応を開始する第2工程と、を含み、 前記スラリー調製用油は、前記第2工程においてフィッシャー・トロプシュ合成反応の一酸化炭素転化率が20体積%に到達した時点のスラリー中の炭化水素油のうち、沸点が300°C未満の成分からなる軽質油分が、前記スラリー中の炭化水素油基準で1体積%以上前記反応器内に液体として存在するために必要な、前記スラリー調製用油基準の容量以上含むものを用い、 前記第1工程では、前記スラリーを前記反応器中に充填することを特徴とする気泡塔型スラリー床反応器のスタートアップ方法。
IPC (1件):
C10G 2/00 ( 200 6.01)
FI (1件):
C10G 2/00
引用特許:
出願人引用 (5件)
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