特許
J-GLOBAL ID:201603018603220703

延伸装置のクリップチェーン走行速度の制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 杉谷 嘉昭 ,  杉谷 裕通
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-258330
公開番号(公開出願番号):特開2014-104639
特許番号:特許第5922007号
出願日: 2012年11月27日
公開日(公表日): 2014年06月09日
請求項(抜粋):
【請求項1】 複数個のクリップが互いに連結されている第1、2のクリップチェーンと、歯の個数が偶数でクリップ1個に対して2個の歯が噛み合って前記第1、2のクリップチェーンを送り出すようになっている第1、2のスプロケットと、該第1、2のスプロケットのそれぞれを駆動する第1、2のモータとを備え、前記第1、2のクリップチェーンのそれぞれのクリップによってフィルムの一方と他方の端部を把持して幅方向に延伸する延伸装置において、前記第2のクリップチェーンの走行速度を調整して前記第1のクリップチェーンの走行速度に同期させるクリップチェーンの走行速度の制御方法であって、 該制御方法は、前記第1、2のスプロケットの回転位置を検出する回転位置検出処理と、前記第1、2のクリップチェーンのずれを検査する偏差検査処理と、前記第2のスプロケットの回転速度を調整する回転速度調整処理とからなり、 前記回転位置検出処理は、前記第1、2のスプロケットの回転位置に対応する第1、2のカウント値を設け、該第1、2のカウント値を前記第1、2のモータに設けられているエンコーダからの出力パルスをカウントして得、そして前記第1、2のスプロケットが基準回転位置に達する毎に0にリセットするようにし、 前記偏差検査処理は、前記第1、2のクリップチェーンのずれを評価するための評価値bを設け、第1、2のスプロケット1周分に相当する出力パルスの最大カウント値をPとし、前記第1、2のスプロケットの歯の個数をGとして、前記評価値bを、前記第1、2のカウント値の差分の絶対値を2×P/Gで除した余りとして得るようにし、 前記回転速度調整処理は、前記第2のクリップチェーンの走行速度を増減するための補正量Bを設け、該補正量Bは、 [評価値b≧P/G]かつ[第1のカウント値≧第2のカウント値]のとき評価値b-2P/Gで与え、 [評価値b≧P/G]かつ[第1のカウント値<第2のカウント値]のとき評価値2P/G-bで与え、 [評価値b<P/G]かつ[第1のカウント値≧第2のカウント値]のとき評価値bで与え、 [評価値b<P/G]かつ[第1のカウント値<第2のカウント値]のとき評価値b×(-1)で与え、 該補正量Bを入力としてPI制御器により演算し出力値として補正回転速度を得、該補正回転速度を前記第2のクリップチェーンの走行速度に加算することを特徴とするフィルム延伸装置のクリップチェーンの走行速度の制御方法。
IPC (3件):
B29C 55/20 ( 200 6.01) ,  B29C 55/12 ( 200 6.01) ,  B29L 7/00 ( 200 6.01)
FI (3件):
B29C 55/20 ,  B29C 55/12 ,  B29L 7:00
引用特許:
出願人引用 (5件)
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審査官引用 (5件)
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