特許
J-GLOBAL ID:201603018618939011
汚染土壌浄化システム
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (2件):
山田 卓二
, 田中 光雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2014-156722
公開番号(公開出願番号):特開2016-032796
出願日: 2014年07月31日
公開日(公表日): 2016年03月10日
要約:
【課題】大量の有害金属汚染土壌を事業として現実に浄化することを可能にする具体的な汚染土壌浄化システムを提供する。【解決手段】浄化システムSは、土壌浄化部Aと、小径粒子回収部Bと、洗浄液再生部Cと、洗浄水処理部Dとを備えている。土壌洗浄部Aは、有害金属に汚染された土壌を、キレート剤を含有する洗浄液で洗浄することにより、土壌から有害金属を除去してキレート剤に捕捉させ、土壌を浄化する。土壌洗浄部Aでは、土壌が、大径粒子と小径粒子に篩分される。小径粒子回収部Bでは、小径粒子を含む洗浄液が、小径粒子を含まない洗浄液と、小径粒子を含むスラッジとに分離される。洗浄液再生部Cでは、有害金属を補足しているキレート剤を含む洗浄液が固相吸着材と接触させられ、キレート剤に捕捉されている有害金属が固相吸着材に吸着され、洗浄液から有害金属が除去され、洗浄液が再生される。【選択図】図1
請求項(抜粋):
有害金属に汚染された土壌を浄化する汚染土壌浄化システムであって、
キレート剤を含有する洗浄液で前記土壌を洗浄することにより、前記土壌から前記有害金属を除去して前記キレート剤に捕捉させる一方、前記土壌中の小径粒子を前記洗浄液中に離脱させるキレート剤洗浄装置と、
前記キレート剤洗浄装置から排出された前記洗浄液から前記小径粒子を分離する固液分離装置と、
前記固液分離装置によって前記小径粒子が除去された前記洗浄液と接触して前記有害金属を吸着する、前記キレート剤よりも錯生成力の高い固相吸着材を有し、前記洗浄液から前記有害金属を回収して前記洗浄液を再生する洗浄液再生装置と、
前記洗浄液再生装置によって再生された前記洗浄液を前記キレート剤洗浄装置に還流させる洗浄液還流機構と、
前記洗浄液が排除された状態で前記洗浄液再生装置に酸液を流通させ、前記固相吸着材に吸着された前記有害金属を酸液により回収して前記固相吸着材を再生する固相吸着材再生機構とを備えていて、
前記固相吸着材は、担体に環状分子を担持させ、前記環状分子にキレート配位子を修飾した配位結合及び水素結合による多点相互作用を有するとともに前記有害金属のイオンを選択的に取り込むものであり、
前記キレート剤洗浄装置は、前記洗浄液を保持するキレート剤洗浄槽と、前記土壌を収容している土壌容器を前記キレート剤洗浄槽内の前記洗浄液中に浸漬させた状態で水平方向に移動させる土壌搬送装置とを有し、前記土壌容器の底部及び側部のうちの少なくとも一方は、前記小径粒子を通過させる一方前記小径粒子より大径の粒子を通過させない寸法の目を有する篩網で形成されていることを特徴とする汚染土壌浄化システム。
IPC (3件):
B09C 1/02
, B09C 1/08
, C02F 1/28
FI (2件):
B09B3/00 304K
, C02F1/28 B
Fターム (16件):
4D004AA41
, 4D004AB03
, 4D004AC05
, 4D004CA40
, 4D004CB45
, 4D004CC06
, 4D624AA09
, 4D624AB04
, 4D624AB14
, 4D624AB16
, 4D624BA02
, 4D624BA16
, 4D624BB01
, 4D624BB08
, 4D624DA07
, 4D624DB20
引用特許: